中国が日本の高校サッカーを羨望「W杯で好結果は当然」「中国サッカーより面白い」
9日に国立競技場で決勝が行われた第101回全国高校サッカー選手権は、岡山学芸館(岡山)の初優勝で幕を閉じた。ハイレベルな攻防が繰り広げられた大会は、国内だけでなく中国でも注目の的だった。結果を報じた中国スポーツメディアには「日本の環境が羨ましい」「中国スーパーリーグより面白い」「どれをとっても学ぶに値する」といった反響が寄せられているという。
岡山学芸館の初優勝で幕を閉じた高校サッカー選手権
9日に国立競技場で決勝が行われた第101回全国高校サッカー選手権は、岡山学芸館(岡山)の初優勝で幕を閉じた。ハイレベルな攻防が繰り広げられた大会は、国内だけでなく中国でも注目の的だった。結果を報じた中国スポーツメディアには「日本の環境が羨ましい」「中国スーパーリーグより面白い」「どれをとっても学ぶに値する」といった反響が寄せられているという。
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日本の高校サッカーは海を越えても注目された。今回の高校選手権の結果を報じた中国スポーツメディア「ジーボーバ」は試合結果を報道。「今回の大会は『次の100年へ』のスローガンを掲げて開催され、3883校の高校が参加した。今日の試合の観客は5万668人だった」と大会の規模などを記した。
中国のファンの間でも高校サッカーは話題となっていたようで、同メディアの記事には「どれをとっても我々が学ぶに値する」「日本のサッカー環境が本当にうらやましい。日本が(W杯で)好成績をあげたのは当然のことだ」「中国サッカーのスーパーリーグよりずっと面白い」「『キャプテン翼』は本当にドキュメンタリーだったんだ」といった羨望の声が集まった。
また、「この雰囲気がうらやましい。美しい球場、若々しく、情熱あふれる高校生たち、スタンドに沸くサッカーファン。次の100年、私たち(中国)にとってはおそらく厳しい道のりだろうが、彼ら(日本)はきっとますます強くなってゆくに違いない」「審判がどうの、黒幕がどうのなどと余計なことなど考えるはずもない。純粋なサッカー環境こそ国のサッカーを強くするための前提だ」といった中国との環境の違いを憂う声もあったという。
他には「重要なのは、高校生レベルの試合だが、技術、戦術が相まってきっちりとした、しっかりとした構成のサッカーをしていることだ。我々中国は、プロのスーパーリーグですら、日本の高校生のようなパフォーマンスはできない。そのうえ、まったく好転の兆しがないのだから、本当に絶望する」といった意見も。日本の高校サッカーを見て、考えさせられることは多かったようだ。
(THE ANSWER編集部)