イングランドは「敬意を欠いていた」 クロアチア指揮官が語る“番狂わせ”の要因
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は11日の準決勝でイングランドがクロアチアに延長の末に1-2で惜敗し、52年ぶりの決勝進出を逃した。勝ったクロアチアの指揮官は、イングランド代表とメディアに対し「敬意を欠いていたのかもしれない」と指摘し、番狂わせの理由を語っている。
クロアチアのダリッチ監督が振り返ったイングランド撃破の理由とは
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は11日の準決勝でイングランドがクロアチアに延長の末に1-2で惜敗し、52年ぶりの決勝進出を逃した。勝ったクロアチアの指揮官は、イングランド代表とメディアに対し「敬意を欠いていたのかもしれない」と指摘し、番狂わせの理由を語っている。
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小国クロアチアが大国イングランドを飲み込んだ。1-1で迎えた延長後半4分。マンジュキッチが決勝ゴールを奪い、コーナーポスト付近でカメラマンを巻き込んで歓喜に酔いしれた。そのまま相手の猛攻をなんとか凌いで最少リードを守り切り、戦前の予想を覆し、初の決勝進出を決めた。
なぜ、勝つことができたのか。ズラトコ・ダリッチ監督は勝利を振り返り、「我々は常に対戦相手のことをリスペクトしているし、相手からも敬意を示されることを期待している」とした上で「おそらくイングランド代表または英国のメディアは十分な敬意をクロアチアに対して見せなかったのかもしれない」と“隙”を指摘した。
実際にグラウンドで対峙した選手、または彼らを後押しするメディアは“勝って当然”とクロアチアに対し、リスペクトを欠いた部分があったと感じていた。「特に私の選手たちが所属するクラブを考えるとね。それが我々のモチベーションをさらに高めた」とも語り、ビッグクラブで活躍する選手は少ない選手たちが奮い立つ要因になったとしている。
まさに痛快な番狂わせ。指揮官は「だが、これがサッカーだ。勝利も敗戦も真摯に受け止めなければならない」と誇り、ファイナルの舞台に初めて立てることに胸を張っていた。決勝でもフランス有利との声が世界的に強いが、その見方が強くなればなるほど、クロアチアは燃え上がるかもしれない。
(THE ANSWER編集部)