谷口将隆、記憶が飛んだ王座陥落「あやふやです」 去就は熟考「すぐに次とはなれない」
ボクシングのミニマム級(47.6キロ以下)ダブル世界戦が6日、エディオンアリーナ大阪で行われ、WBO王者・谷口将隆(ワタナベ)が同級2位メルビン・ジェルサレム(フィリピン)に2回TKO負けで2度目の防衛に失敗した。セミファイナルでは、同門のIBF5位・重岡銀次朗(ワタナベ)が世界初挑戦に臨んだが、王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)の負傷で無判定試合に。そろって勝利を挙げられなかった。戦績は28歳の谷口が16勝(11KO)4敗、28歳のジェルサレムは20勝(12KO)2敗。
ミニマム級ダブル世界戦
ボクシングのミニマム級(47.6キロ以下)ダブル世界戦が6日、エディオンアリーナ大阪で行われ、WBO王者・谷口将隆(ワタナベ)が同級2位メルビン・ジェルサレム(フィリピン)に2回TKO負けで2度目の防衛に失敗した。セミファイナルでは、同門のIBF5位・重岡銀次朗(ワタナベ)が世界初挑戦に臨んだが、王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)の負傷で無判定試合に。そろって勝利を挙げられなかった。戦績は28歳の谷口が16勝(11KO)4敗、28歳のジェルサレムは20勝(12KO)2敗。
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谷口は初回から手を出し、左ストレートを当てた。好戦的な相手のパンチを被弾する場面も。2回はステップワークで相手をいなした。しかし、強烈なワンツーを被弾。後ろ向きに倒された。すぐさま立ち上がったが、ファイティングポーズを取ろうとしたところでぐらつき、王座陥落となった。
会見では「率直な感想を言うと、さっきまで試合の内容を覚えていない。少しずつ思い出して綺麗に倒されちゃいましたね。ボディーが当たってこのままなら捕まえられると思ってたところで負けましたね」と回顧。おぼろげな記憶を思い起こしながら質問に答えた。
「さっき倒されたばっか。正直、フワフワしています。初回が終わっていけるなという自分がいた。油断じゃないけど、隙ができた。無警戒になってしまっていた。右ストレートをもらってしまったみたいですね。あやふやで明確な記憶ではない。言葉にしづらい感じです。想像よりも上でした」
進退については熟考する方針を示した。
「すぐに『次』とはなれない。(去就は)またどうしていくか考えたい。年始早々、ABEMAで見ていただいてありがとうございます。残念な結果で申し訳ないです。ありがとうございました」
今回の興行は、元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏がファウンダーとしてプロモートする「3150FIGHT Vol4」。同氏は第4弾にして初めて世界戦を手掛け、ABEMAが新設したボクシング専門チャンネルで全試合を無料生配信した。
(THE ANSWER編集部)