年末年始のスポーツファン向けにW杯で話題になった名場面を回顧「日本代表・吉田麻也」

　2022年も残りあとわずか。記憶に新しいサッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）はアルゼンチンの優勝で幕を閉じた一方、森保一監督が率いる日本代表はドイツ、スペインを破って16強進出を果たし、列島に感動を呼んだ。年末年始で時間を持て余したファン向けに、日本代表の監督・選手らの話題になった名場面を回顧する。今回は吉田麻也。主将として牽引した名DFはプレーはもちろん、対戦したある選手と顔がそっくりではないかとネット上でにわかに話題を呼んだ。

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　大会中、思わぬ話題となったのはグループリーグ最終戦のスペイン戦のこと。ツイッター上で吉田とスペインMFセルヒオ・ブスケツの風貌について、ツイッター上では2人を並べた写真が注目を集めた。輪郭、髪型などが似ているように見え、主将で身長189センチ、1988年生まれと共通点も多いことが次々と指摘された。日本のみならず、海外ファンからも「何てこった」「99.9％マッチしてる」「違いがないね」「双子だ」「セルヒオ・ヨシダだ」との声が上がったほどだった。

　最終ラインを統率したセンターバックとしての躍動のほか、その熱い言葉も注目を集めることに。決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦で敗れた一夜明け、「いろんな監督とやってきたけど、間違いなく一番尊敬できる監督。もう一個、監督を上に連れて行ってあげたかった」と森保監督への想いを吐露。フジテレビ系の特番に出演し、このコメントを聞いた指揮官は涙し、ネット上でも「胸が締め付けられる」「完全に涙腺崩壊しました」など、もらい泣きしたファンが続出した。

　帰国後の会見では、日本でのサッカー熱のさらなる波及を願い、イレブンにメディア露出を積極的に求めていた吉田。自身もさまざまなテレビ番組に出演し、大会中の裏話などを明かして、そのたびに話題になった。すでに所属するシャルケに合流するため、ドイツに戻っている。ドイツ、スペインを優勝候補2か国を撃破し、16強進出という快挙を成し遂げた日本。4年前の「ロストフの悲劇」から牽引してきた背番号22の存在があってこそ生まれたカタールの日本の躍動だった。