井上尚弥、リング誌PFPは2位で変わらず 4団体統一の偉業も1位はヘビー級ウシクに
世界で最も権威あるボクシングの米老舗専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP)最新版が更新され、世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)は2位で順位は変わらず。今年6月に日本人初の1位となり、8月に2位に後退していたが、トップ返り咲きとはならなかった。1位は世界ヘビー級3団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)。
リング誌PFP最新版が発表
世界で最も権威あるボクシングの米老舗専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP)最新版が更新され、世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)は2位で順位は変わらず。今年6月に日本人初の1位となり、8月に2位に後退していたが、トップ返り咲きとはならなかった。1位は世界ヘビー級3団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)。
井上は今月13日、東京・有明アリーナでWBO王者だったポール・バトラー(英国)と4団体統一戦を行い、11回KOで勝利。軽量級初、アジア人初、世界9人目の4団体王座統一の快挙を成し遂げ、リング誌PFPの順位変動にも注目が集まっていた。
PFPとは全17階級あるボクサーの実力を比較し、体重差がなかった場合の最強選手をランキング化したもの。海外メディアが独自に格付けしているが、最も権威あるリング誌のPFPには名前が載るだけでも強者の証と言える。
今年6月、リング誌のPFPで日本人史上初めて1位になった井上は、WBAスーパー&IBF&WBO世界ヘビー級王者のウシクが8月にアンソニー・ジョシュア(英国)を2-1の判定で下した後に2位に後退。今回の偉業で首位返り咲きなるか期待されたが、次回以降に持ち越しとなった。
発表された最新版のランキングは下記の通り。
1位 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
2位 井上尚弥(日本)
3位 テレンス・クロフォード(米国)
4位 エロール・スペンスJr.(米国)
5位 サウル・アルバレス(メキシコ)
6位 ドミトリー・ビボル(ロシア)
7位 ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
8位 ジョシュ・テイラー(英国)
9位 ジャーメル・チャーロ(米国)
10位 ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
(THE ANSWER編集部)