[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

森保監督が「ブチ切れたところが…」 世界を感動させたお辞儀と“もう一つ”のW杯名場面

早いものでスポーツ界も年末年始に突入。記憶に新しいサッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)はアルゼンチンの優勝で幕を閉じた一方、森保一監督が率いる日本代表はドイツ、スペインを破って16強進出を果たし、列島に感動を呼んだ。年末年始で時間を持て余したスポーツファン向けに、日本代表の監督・選手らの話題になった名場面を回顧する。今回は森保監督。敗退後に見せた一礼はもちろん、対照的にロッカールームで感情的に選手に檄を飛ばしたシーンも話題になった。

森保監督【写真:ロイター】
森保監督【写真:ロイター】

年末年始のスポーツファン向けにW杯で話題になった名場面を回顧「日本代表・森保監督」

 早いものでスポーツ界も年末年始に突入。記憶に新しいサッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)はアルゼンチンの優勝で幕を閉じた一方、森保一監督が率いる日本代表はドイツ、スペインを破って16強進出を果たし、列島に感動を呼んだ。年末年始で時間を持て余したスポーツファン向けに、日本代表の監督・選手らの話題になった名場面を回顧する。今回は森保監督。敗退後に見せた一礼はもちろん、対照的にロッカールームで感情的に選手に檄を飛ばしたシーンも話題になった。

【特集】初代金メダリストが次世代に繋ぐサポートの輪「夢を持ってくれたら」 / スケートボード・堀米雄斗選手インタビュー(GROWINGへ)

 冷静と情熱を携えた指揮官のタクトは、カタールで大いに話題になった。グループリーグ初戦のドイツ戦、0-1で迎えたハーフタイムに投入した選手たちの起用がズバリと当たり、2-1で逆転勝ち。戦前は懐疑的な見方が強く、ネット上は「森保さん、ごめんなさい」と掌返しの大合唱に。コスタリカ戦は0-1で敗れたものの、スペイン戦も後半に2-1で逆転勝ち。試合中はこまめにメモも取りながら「死のグループ」と言われたE組を首位で通過し、世界をあっと驚かせた。

 一方、その人柄も注目の的に。決勝トーナメント1回戦、クロアチア戦に1-1で突入したPK戦で敗れた試合後、指揮官はたった一人で日本サポーターが詰めかけた客席に向かい、深々と一礼。この振る舞いは、海外メディアやファンに注目され、「素晴らしい国民と文化だ」「間違いなく今大会最高の監督とファンだった」「勝利も敗北も名誉あるもの」「この写真は、世界の他の人々に反省を促すものだ」となどと各国から称賛を浴びることになった。

 また、熱さも場面も話題になった。大会後の会見で吉田麻也主将が思い出に挙げたのは「(コスタリカ戦で)監督がブチ切れたところが一番印象的でした」とユーモアを交えて説明。0-1でリードされたハーフタイムで声を張り上げ、「相手は死に物狂いで来てるぞ! 球際!」「足をしっかり出していく! 球際負けんな! 行くぞー!」と鼓舞。その模様はJFA公式YouTubeチャンネルの舞台裏動画で紹介され、普段は温厚な指揮官とのギャップに「必要なブチ切れだったと思います笑」「普段優しい人がピー音入るレベルでキレたら印象強いよな」「ビックリした」「見ました」と驚いたファンも少なくなかった。

 大会後に出演したフジテレビ系の番組で、敗退の悔しさを露わにした選手たちのコメントを聞いた監督は「選手の話を聞けば聞くほど、自分(の力)が足りなかったなと思います。もっと想いを強く持ってW杯に臨んで、選手たちを勝たせてあげたかった」と声を震わせ、涙。情に厚い面も印象に残った。現在は監督続投が噂されており、本人も出演したテレビ番組などで「私自身はやらせていただけるのであれば、この幸せな仕事を続けさせてもらいたい」と意欲を示している。

(THE ANSWER編集部)


W-ANS

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集