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井上尚弥、ESPN最新PFPで首位に肉薄 1位投票で1票差「最も支配的なボクサー」と米記者

米スポーツ専門局「ESPN」は21日(日本時間22日)、ボクシングの全階級の選手を格付けした「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の最新ランキングを発表。世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は2位で変わらずも首位のWBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米国)に肉薄。パネリスト21人中1位投票は井上7票、クロフォード8票だった。

4団体王座統一に成功した井上尚弥【写真:浜田洋平】
4団体王座統一に成功した井上尚弥【写真:浜田洋平】

ESPN最新PFPで首位クロフォードに肉薄

 米スポーツ専門局「ESPN」は21日(日本時間22日)、ボクシングの全階級の選手を格付けした「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の最新ランキングを発表。世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は2位で変わらずも首位のWBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米国)に肉薄。パネリスト21人中1位投票は井上7票、クロフォード8票だった。

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 PFPとは全17階級あるボクサーの実力を比較し、体重差がなかった場合の最強選手をランキング化したもの。井上は13日の4団体統一戦(有明アリーナ)でポール・バトラー(英国)に11回1分9秒KO勝ちでアジア人初の偉業を達成。スーパーバンタム級への転向も視野に入れていることを明かしていた。

 ボクシング界で最も権威ある専門誌「ザ・リング」とともに影響力のある米国最大のスポーツ専門局「ESPN」は「ボクシングPFPランキング:ナオヤ・イノウエはテレンス・クロフォードの首位に迫るか?」と見出しを打った記事で最新ランキングを発表。井上は2位で順位は変わらなかった。しかし、首位クロフォードとは僅差となった。

 記事では、井上を1位に投票した同局のマイケル・ロススタイン記者が理由を説明。「彼はここ1年間で最も支配的なボクサーだった。彼が実際にビッグファイトを戦い、相手をKOした事も理由の一つだ」と称賛した。さらに、「彼(井上)は過去5試合でKO勝ちを収めており、安定感もある。多くのボクサーが彼らにとって最大の挑戦者たちを避けてきた年に、イノウエは同階級最高の選手たちを全滅させた」と強調していた。

 そのほか、前回3位だったWBAスーパー・WBC・IBF世界ウェルター級統一王者のエロール・スペンスJr.(米国)は4位に落ち、代わりにWBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が順位を一つ上げた。

(THE ANSWER編集部)

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