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国内プロテスト不合格から世界の扉 25歳識西諭里が欧州ツアー出場権獲得「楽しみ!!」

女子プロゴルファーで識西諭里(おにし・ゆり=トライズ商事)が、21日までスペインのラ・マンガC(ノースCパー71、サウスCパー73)で開催された欧州女子ツアー最終予選会(QS)で通算3アンダーの17位に入り、来季の同ツアー出場権を獲得した。識西は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)には未合格、今月の米ツアー最終予選会(QS)も突破できなかったが、25歳にして世界への扉を開いた。

通算3アンダーの17位に入り、来季の同ツアー出場権を獲得した識西諭里
通算3アンダーの17位に入り、来季の同ツアー出場権を獲得した識西諭里

プロテスト、米ツアー最終予選会で経験した「魔の最終日」をクリア

 女子プロゴルファーで識西諭里(おにし・ゆり=トライズ商事)が、21日までスペインのラ・マンガC(ノースCパー71、サウスCパー73)で開催された欧州女子ツアー最終予選会(QS)で通算3アンダーの17位に入り、来季の同ツアー出場権を獲得した。識西は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)には未合格、今月の米ツアー最終予選会(QS)も突破できなかったが、25歳にして世界への扉を開いた。

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 識西が「魔の最終日」をクリアした。14位で出た識西はサウスコースをパープレーの73でまとめた。結果は7人が並んだ17位タイ。20位以内に与えられる来季のツアー出場権をボーダーライン上で掴み取った。終了後、インスラグラムに井上透コーチとの2ショットを掲載し、「キャディをしてくださった井上コーチ、毎日ご飯を作ってくれたお母さん、そして応援したくださった皆様、本当にありがとうございました。来年が楽しみ!!!」とコメントした。

 福岡県生まれの識西は、福岡第一高を卒業後、JLPGAプロテストを7度受験している。最終プロテストには5度進出。今年は4月の全米女子オープン日本予選会を通過し、6月の本大会に出場した。予選落ちだったが、高い実力から周囲は「今年こそはプロテストに合格するだろう」と見ていた。

 しかし、11月の最終プロテストでは、合格圏(20位以内)の17位で出た最終日に80を打ち、43位で不合格となった。そして、初挑戦の米女子ツアー予選会では、1次、2次を突破し、QSに進出した。8日間に及ぶQSでは上位に位置するラウンドもあったが、最終日は75で75位。45位以内で得られる来季出場権を手にできなかった。

 それでも、米国からそのままスペインに渡って奮起し、欧州女子ツアーのQSで20位以内に入り、同ツアー出場資格をゲットした。昨季の実績から27試合の出場が可能になり、成績次第では、メジャー大会に出場できる。また、世界ランキング300位以内に入れば、国内ツアーの試合にも「臨時登録者」として年間4試合に出場可能となる。苦労人の識西は、台湾ツアーに参戦した実績もあるが、再び海外からトッププロの座を目指していく。

(THE ANSWER編集部)

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