りくりゅう全日本欠場となったロスバゲ問題に海外指摘「フィギュア界の被害数多すぎる」
日本スケート連盟は22日、フィギュアスケートの全日本選手権に出場を予定していたペアの三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が欠場すると発表した。理由は「トロント発および経由地バンクーバー発のフライトの大幅遅延、ロストバゲージ」のため。これを受け、国内外から嘆きや問題を指摘する声が上がっている。
フライトの大幅遅延、ロストバゲージのため全日本選手権を欠場
日本スケート連盟は22日、フィギュアスケートの全日本選手権に出場を予定していたペアの三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が欠場すると発表した。理由は「トロント発および経由地バンクーバー発のフライトの大幅遅延、ロストバゲージ」のため。これを受け、国内外から嘆きや問題を指摘する声が上がっている。
木原は日本時間2日朝に「相次ぐ飛行機の遅延で僕たちがトロントの自宅を出てから50時間程も経ちました。今はまだバンクーバーにいます。開会式には間に合いませんが、大会当日には間に合うように大阪に向かっています! どうか日本に到着できますように…」と記していたが、無念の結末となった。グランプリ(GP)ファイナル王者が国内選手権のリンクにすら立てない事態を受け、ツイッター上でフィギュア界からさまざまな反応が上がっている。
ペアのソチ五輪代表・高橋成美さんは「可哀想。。。」とつぶやき、米国の名物記者ジャッキー・ウォン氏も「フィギュアスケーターのロスバゲ被害数が多すぎる気がする」と嘆いた。また、米専門誌「IFSマガジン」は「今日、ようやく日本に到着した後、リク・ミウラとリュウイチはロストバゲージによって欠場を余儀なくされた」と海外ファンに紹介した上で「航空会社にとって乗客と荷物を紐づけるのはどれほど難しいことなの?」と問題を指摘した。
練習拠点や大会会場が各国に散らばるフィギュアスケート。欧米を含めてシーズン中は飛行機移動が多く、りくりゅうのようなフライトの遅延やロストバゲージのハプニングはたびたび起こる。特にロストバゲージはスケート靴や衣装など、替えの利かない荷物も多いだけにスケーターにとっては死活問題となっている。
(THE ANSWER編集部)