JLPGA年間表彰式

　日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）は21日、都内のホテルで2022年シーズンの年間表彰式を開催し、各部門の受賞者を発表した。今季活躍した選手たちは華やかにドレスアップして出席。山下美夢有（加賀電子）がポイントによる「年間最優秀選手賞」など5冠に輝いた。ツアー通算4勝の原英莉花（NIPPON EXPRESSホールディングス）は、JLPGAブライトナーとして「特別賞」を受賞。大胆なドレスで会場を魅了した。

　露出度の高い黒のドレスで決めた原は、豪華絢爛な衣装のテーマを問われ「チラチラゴールドがポイントです」とアピール。肩、背中を露わにし、裾にはスリットが入っていた。大勢のカメラマンの前でモデルのようにポージング。写真撮影では上着を羽織り、「こういうポーズを取るのはあまりないので恥ずかしいですね」と赤面した。

　今季はトップ10に7度入ったが、未勝利で不本意な成績に終わった。それでも、新設された「JLPGAブライトナー」に青木瀬令奈、大里桃子、勝みなみ、申ジエ、吉田優利とともに就任。SNSでのブランディング活動やグッズ販売に貢献し、「女子プロゴルフの未来をもっと鮮やかに、もっと美しく輝かせるために、積極的に活動を行った」として特別賞を受賞した。

　女子高生を対象としたオンライン座談会では、大里、吉田とともに学生が抱える課題や悩みのリアルな質問に答えた。原はこの日の壇上で「ジュニアのオンラインイベントをさせていただきました。ジュニアの子たちも見てくれているイメージがあまりなかったんですけど、交流することで私たちも意識が高まるし、やってよかったです」と振り返った。

　青木も「ブライトナーということで簡単に言えば広報活動。いろんな選手の肖像を使ったものが今まであまりなかったので、ファンの方に喜んでいただけるかなと。等身大パネルとかできたのがよかったです」とコメント。勝も「ゴルフをやったことがない方、見たことがない方にも知ってもらえる機会になるので大事だと思います」と話した。またブライトナーの新メンバーとして、山下、堀琴音、菅沼菜々が加わることも発表された。