FIFAが「もみ消そうとした」 モロッコDFとFIFA会長の対峙、撮影した海外メディア批判
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は18日(日本時間19日)に幕を閉じた。快進撃を見せたモロッコは、17日(同18日)の3位決定戦でクロアチアに1-2で敗北。試合後には不満を募らせたDFアクラフ・ハキミが審判だけでなく、国際サッカー連盟(FIFA)会長のジャンニ・インファンティーノ氏に抗議。インファティーノ会長に詰め寄った映像については、FIFAが「もみ消そうとしている」と英メディアが報じた。
カタールW杯、3位決定戦でモロッコ選手が不満
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は18日(日本時間19日)に幕を閉じた。快進撃を見せたモロッコは、17日(同18日)の3位決定戦でクロアチアに1-2で敗北。試合後には不満を募らせたDFアクラフ・ハキミが審判だけでなく、国際サッカー連盟(FIFA)会長のジャンニ・インファンティーノ氏に抗議。インファティーノ会長に詰め寄った映像については、FIFAが「もみ消そうとしている」と英メディアが報じた。
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英紙「デイリーメール」は、「アクラフ・ハキミがジャンニ・インファンティーノと対峙した映像をFIFAがもみ消そうとしている」などと見出しを打って記事を掲載。敗れたモロッコの選手たちが、カタール人審判のアブドゥルラフマン・アル=ジャシム氏のいくつかの判定などについて不満があったことと合わせて伝えている。
記事では、ハキミが相手のブルーノ・ペトコヴィッチに倒されたプレーで、アル=ジャシム主審がプレー続行としたことに怒りを見せていたことを紹介。「審判の判定については今大会を通して疑問の声が上がっている」とつづり、試合後のピッチ上でモロッコ選手たちが審判に抗議する姿も見られたことを紹介した。
さらに同メディアは「伝えられるところによると、W杯3位決定戦の後にハキミがインファンティーノに対峙した映像をFIFAがもみ消そうとしているという」などと報道。試合後にはハキミがピッチ上にいたインファティーノ会長に詰め寄り、不満を口にしたとされているが、スウェーデンメディア「SVTスポーツ」のレポーター、ヨハン・クチュカスラン氏が「彼ら(FIFA)はその映像を消去するよう私たちに求めてきました」と語ったことが伝えられている。
クチュカスラン氏は「彼ら(FIFA)にとって恥ずべきシーンであることは明らかです。数多くのジャーナリストが目撃しているのにそれを報道してはいけないと彼らが考えているのは少し世間知らずです」とFIFAの要求を批判しているという。記事では「伝えられるところによると、ハキミは(インファティーノ会長に)近づいていくときは落ち着いており、チームメートが彼を(会長から)離したときにも緊張感は落ち着いていたという」とされている。
(THE ANSWER編集部)