井上尚弥の「22.7%」にフィリピン紙称賛 4団体統一戦、バトラーを圧倒した数値とは
ボクシングの世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)。13日にポール・バトラー(英国)を11回KOで下し、アジア人初の快挙を達成した。フィリピン紙もこの試合を詳細に報道。「シンプルにイノウエがバトラーを圧倒していた」と、両者に明らかな差があったことを伝えている。
井上はバトラーを下して4団体統一に成功
ボクシングの世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)。13日にポール・バトラー(英国)を11回KOで下し、アジア人初の快挙を達成した。フィリピン紙もこの試合を詳細に報道。「シンプルにイノウエがバトラーを圧倒していた」と、両者に明らかな差があったことを伝えている。
フィリピン紙「マニラタイムズ」は「モンスター・イノウエが登り詰めた」と見出しを打ってバトラー戦をリポート。「日本のスーパースター、ナオヤ・モンスター・イノウエは、4ベルト時代における、史上9人目の統一王者となった」「イノウエはアジア人として初めて、このトリックを成功させた」と29歳の快挙を伝えた。
亀になり、防戦一方の展開だったバトラーについては「イノウエと11ラウンドを戦ったが、それは距離を取ろうとしていたからだ。ひたすらガードし、たまにイノウエと打ち合うだけだった」と苦戦ぶりを報じた。
記事では井上の成長ぶりにも注目。「イノウエが最高の活躍を見せつけ、ディフェンスも格段に向上していた」と防御力について触れ、「バトラーが距離を取って打ってくることを想定し、イノウエは強烈なボディーを浴びせてバトラーの動きを鈍らせた。効果的なコンビネーションも見せた」とじわじわとダメージを与え続けていたことを表現した。
さらに、同紙は数字上でも井上が制圧していたことを紹介。「バトラーのパンチ命中率が12.6%だったのに対し、イノウエは22.7%だった」とし、「シンプルにイノウエがバトラーを圧倒していたのだ」と称賛しきりだった。
(THE ANSWER編集部)