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亀田興毅氏「エグいわ!」と悶絶 世界初挑戦の23歳逸材・重岡銀次朗の左ボディー体感

ボクシングのIBF世界ミニマム級5位・重岡銀次朗(ワタナベ)が16日、1月6日にエディオンアリーナ大阪で行われる同級王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)への世界初挑戦に向け、都内の所属ジムでスパーリングを公開した。興行主の元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏は、ミット打ちでボディーを受けて悶絶。ミニマム級にはそぐわないパンチ力を高く評価した。

重岡銀次朗のミット打ちでボディーを受けて苦悶の表情を浮かべる亀田興毅氏(左)【写真:浜田洋平】
重岡銀次朗のミット打ちでボディーを受けて苦悶の表情を浮かべる亀田興毅氏(左)【写真:浜田洋平】

重岡銀次朗が公開スパー

 ボクシングのIBF世界ミニマム級5位・重岡銀次朗(ワタナベ)が16日、1月6日にエディオンアリーナ大阪で行われる同級王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)への世界初挑戦に向け、都内の所属ジムでスパーリングを公開した。興行主の元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏は、ミット打ちでボディーを受けて悶絶。ミニマム級にはそぐわないパンチ力を高く評価した。

 ジム内に鈍い音が響いた。ボディーミットを手にしたのは亀田氏。パンチの角度を確認し、ドスンと重岡の左ボディーを受けた。「重いわ~!」と驚きの声を上げると、重岡は「まだ2割っす」とニヤリ。試合と同じ8オンスのグラブで数発受けた元世界3階級制覇王者は「これはやったらあかん。パンチあるな~。エグいわ!」と悶絶した。

 23歳の重岡はサウスポーでプロ戦績は8勝(6KO)。同級でWBOアジア・パシフィック王座を2度、日本王座を1度防衛した。アマチュア戦績は56勝1敗だったが、兄・優大(ワタナベ)との直接対決で初回のゴング直後に棄権したのが唯一の黒星。U-15時代も含め、事実上生涯無敗を続けている。今回は亀田氏が主催する「3150FIGHT Vol4」のセミファイナルに登場。同氏は潜在能力を絶賛した。

「ボクシング界は次から次に出てきますね。こういう実力のある人が、もっと世に知ってもらわんと。彼は並みのチャンピオンより上のチャンピオンのレベル。特上のチャンピオンです。特上のチャンピオンを世に放つ時が来た。U-15時代も含めてアマチュアで100戦近く負けていない。(プロを含めて)生涯無敗は初めてじゃないですか。このボクシングの世界でエゲつない記録です。多くの人に知ってもらいたいです」

 一方、重岡は「正直、(無敗記録は)自分からしたら過去のこと」と冷静。「これから先は戦ったことのない強さの選手が相手。負ける可能性がないことはない。1敗もしないようにしていきたい」と先を見据えた。目標は、元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏が持つ世界戦13戦連続防衛の日本記録更新。「小さい頃からの夢。それを塗り替えるために、まずは目の前の一戦、一戦を勝つために集中したい」と闘志を燃やした。

 メインイベントでは、WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(ワタナベ)が2度目の防衛戦として同級2位メルビン・ジェルサレム(フィリピン)と対戦。ABEMAがダブル世界戦を無料生配信する。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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