フランス、連覇かけアルゼンチンと頂上決戦 デシャン監督「一番大事な試合。日曜が勝負だ」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は14日(日本時間15日)、準決勝でフランスがモロッコを2-0で下し、2大会連続優勝に王手をかけた。18日(同19日)の決勝でアルゼンチンと激突する。ディディエ・デシャン監督は「凄く誇りに思うが、一番大事な試合は残っている。日曜が勝負だ」と連覇へ向け、気を引き締めた。
決勝はフランス―アルゼンチンのカードに
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は14日(日本時間15日)、準決勝でフランスがモロッコを2-0で下し、2大会連続優勝に王手をかけた。18日(同19日)の決勝でアルゼンチンと激突する。ディディエ・デシャン監督は「凄く誇りに思うが、一番大事な試合は残っている。日曜が勝負だ」と連覇へ向け、気を引き締めた。
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今大会得点ランク1位タイのFWエムバペ擁するフランスと今大会5試合1失点と鉄壁の守備を誇るモロッコ。試合は立ち上がりから攻守の切り替えが早く、セミファイナルに相応しいハイレベルな激闘が繰り広げられた。前半5分にフランスがMFグリーズマンの抜け出しから中央でFWエムバペがシュート。こぼれ球を左サイドからDFエルナンデスがアクロバティックなジャンピングボレーで先制点を挙げ、1-0で前半を折り返した。
後半立ち上がりからモロッコが再三、相手ゴールに迫る機会があったが、フランスはGKロリスを中心にゴールを死守。逆にフランスは後半34分にはペナルティエリアでボールを持ったエムバペがディフェンス3人を引きつけ、狭いエリアから右足でシュートを放つと、これが相手に当たってコースが変わり、投入されたばかりのFWコロムアニが押し込んで2点目を挙げた。このまま無失点で切り抜け、アルゼンチンが待つ決勝に駒を進めた。
試合後、中継したABEMAが放送したインタビューで、デシャン監督は「凄く誇りに思う。長い遠征も1か月、選手たちは常に集中して、最高のプロ意識を見せてくれた」と選手を労い、「これから一番大事な試合が残っている。日曜が勝負だ」とアルゼンチンとの決勝に視線を向けた。さらに「一日一日を大事にして、勝利の幸せを味わい、その時が来れば切り替える。あと4日間。一番大事な試合は残っている。まだまだ、これからが勝負」と気を緩める様子はなかった。
また、先制点を挙げたエルナンデスは「信じられません。とてもタフな試合でした」と振り返り、自身初の決勝へ向けて「大一番です。兄(リュカ・エルナンデス)と分かち合いたい。本当に幸せ。家族、デシャン監督に感謝ばかりだ」と笑みを見せた。
(THE ANSWER編集部)