井上尚弥と激突 バトラーが「英国では見られない」と注目した日本ファンの礼儀正しさ
ボクシングのWBAスーパー&IBF&WBC世界バンタム級3団体統一王者・井上尚弥(大橋)が13日、東京・有明アリーナでWBO世界同級王者・ポール・バトラー(英国)と4団体王座統一戦を行う。バトラーは来日後、海外メディアの取材に対し「英国ではあまり見られない」と、日本のファンの礼儀正しさについて語っている。
井上尚弥VSバトラーが今夜激突
ボクシングのWBAスーパー&IBF&WBC世界バンタム級3団体統一王者・井上尚弥(大橋)が13日、東京・有明アリーナでWBO世界同級王者・ポール・バトラー(英国)と4団体王座統一戦を行う。バトラーは来日後、海外メディアの取材に対し「英国ではあまり見られない」と、日本のファンの礼儀正しさについて語っている。
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米誌「スポルティングニュース」は「バトラーはナオヤ・イノウエを相手に究極の挑戦:WBO王者は東京で番狂わせを起こすためのプランを明かす」との見出しで記事を掲載。来日したバトラーが、東京のホテルで語った言葉を伝えている。
今夜激突する井上は、階級を超越した最強ボクサーを格付けする「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で複数の海外メディアが上位に評価している。不利が予想されるバトラーだが、同誌に対し「(井上が)ミスすることもある。1ラウンドか2ラウンド以上まで行われた試合を見れば分かる。ドネア初戦を見てもそう感じる。あれが彼に勝つための青写真だとまでは言わないが、そこにヒントがある」と勝機について語っている。
試合に臨むうえで重要なことは「勇気と自信を持って戦う必要がある。10人中9人は戦う前から負けているんだ。そういう選手たちは彼のパワーを気にし過ぎて、疑問を持ってしまうんだ。自分のゲームプランを遂行するためには確固たる自信が必要なんだ」としている。
バトラーは井上の試合を「戦うと決まる前から見ていた」と明かしているが、そこで気付いたのが日本のファンの礼儀正しさだという。
「彼(井上)は日本で多くの試合をこなしているが、ファンたちは礼儀正しく観戦している。たくさんの拍手を送っているんだ。これは英国ではあまり見られない。日本のファンは熱狂的で、素晴らしい雰囲気を作っている。彼らは座って、彼のすることに拍手を送っているんだ。彼らを黙らせることが俺の仕事だよ」
4団体統一なら世界でも過去8人しかいない偉業。これまで最も低い階級はバンタム級より4つ重いライト級で、誕生なら軽量級初となる。井上が勝てばWBAは8度目(正規王座を含む)、IBFは6度目、WBCは初防衛。WBOのバトラーも初防衛戦となる。試合は「dTV」「ひかりTV」にて生配信される。
(THE ANSWER編集部)