「朝から泣かさないでよ」 涙を誘った日本代表名写真たち、最大の反響は終戦後の1枚
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)に出場した日本代表はグループリーグでドイツ、スペインという強豪を破り、2大会連続16強を達成。日本中に感動を巻き起こし、8日にチームは解散した。ここでは大会中にあった日本代表にまつわる名場面を回顧。今回は大会中に撮られた名写真。激闘を繰り広げた戦いの表や裏でさまざまな写真が撮影された。特に決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦の後に撮られた森保一監督と涙した選手の抱擁は大きな話題になった。
日本代表にまつわる名場面を回顧「大会中に撮られた名写真」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)に出場した日本代表はグループリーグでドイツ、スペインという強豪を破り、2大会連続16強を達成。日本中に感動を巻き起こし、8日にチームは解散した。ここでは大会中にあった日本代表にまつわる名場面を回顧。今回は大会中に撮られた名写真。激闘を繰り広げた戦いの表や裏でさまざまな写真が撮影された。特に決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦の後に撮られた森保一監督と涙した選手の抱擁は大きな話題になった。
写真には写真の良さが表れ、大会の記憶が印象的に刻まれる。クロアチア戦の試合後、大会公式日本語版ツイッターが公開したのは、1枚の写真だった。会場の廊下で選手を抱きしめた森保監督。後ろ姿の選手は監督の肩に顔を埋め、指揮官は何やら声をかけながら、戦い抜いた選手を労っている様子だ。
これには「やばい…涙腺崩壊」「朝から泣かさないでよ」「これはあかん」「電車で見るもんちゃうわ」などの声が寄せられ、大きな反響を呼ぶことに。投稿には41万件を超える「いいね」が相次ぎ、数々の写真を掲載してきた大会公式日本語版ツイッターでも今大会最大の反応が集まることになった。
ピッチで撮影された写真で最も多く目に留まったのは「三笘の1ミリ」だろう。グループリーグのスペイン戦、田中碧の決勝点をアシストした三笘薫が折り返した際のボールがゴールラインから出ているか否かが各国で議論に。しかし、なかには真上から撮影したものもあり、インプレーを証明する1枚となった。
また、ピッチはピッチでもプレー以外に話題になったのが、前述のクロアチア戦の試合後、森保監督が客席に向かって一人、深々とお辞儀する場面。その振る舞いは各国で取り上げられ、「応援に駆けつけたファンへ感謝のお辞儀。リスペクト!」「この写真は、世界の他の人々に反省を促すものだ」と称賛された。
日本らしさを象徴するものとして撮影されたのが、試合後のロッカールームだった。グループリーグの初戦となったドイツ戦から毎試合、室内を綺麗に整理整頓。ゴミ一つなく清掃して去り、「ありがとう!」というメッセージと折り鶴が置かれた様子が撮られた。こちらも多くの注目を集め、国内外で話題となった。
迫力がそのまま伝わる動画も魅力的だが、写真ならではの良さがあるのもまた事実。数々の名写真は多くのファンの心に刻まれ、印象に残っている。