あわや乱闘寸前、イエロー15枚乱れ飛んだ8強大乱戦に海外辛辣「審判にレッドカードだ」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は9日(日本時間10日)、準々決勝のアルゼンチン―オランダ戦は乱闘寸前の場面も発生するなど、イエローカードが計15枚も乱れ飛ぶ大乱戦に。海外記者からは「審判はレッドカードを与えられるべきだ」と主審に対して厳しい声が上がっている。
準々決勝のアルゼンチン―オランダ戦は大荒れの展開に
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は9日(日本時間10日)、準々決勝のアルゼンチン―オランダ戦は乱闘寸前の場面も発生するなど、イエローカードが計15枚も乱れ飛ぶ大乱戦に。海外記者からは「審判はレッドカードを与えられるべきだ」と主審に対して厳しい声が上がっている。
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両チームのフラストレーションが爆発した。
アルゼンチンが2-1でリードした後半44分、MFパレデスが自陣右サイドの守備でオランダDFアケに対し、タイミングが遅れて足首を削るように激しくスライディング。さらに奪ったボールをすぐさま蹴り出したが、これが目の前のオランダベンチへ。一連の行動に怒ったオランダベンチが飛び出し、一人の選手がパレデスを激しく突き飛ばした。両チームの選手が集まり、一触即発のムード。最終的にパレデスのイエローカードのみでこの場面は終わった。
ただ、この日は前半から両チームにイエローカードが乱れ飛ぶ大乱戦に。前半だけで4枚、さらに後半7枚。同点となり、延長開始する直前もピッチ上でもみ合いが起こり、ここでもイエローカードが1枚出された。結局、延長開始時点でオランダ5枚、アルゼンチン7枚、計12枚のイエローカードが出された。さらに延長後半でアルゼンチンに1枚、PK戦ではオランダに2枚のイエローカードが出され、計15枚になった。
試合中からツイッター上では主審に対する厳しい声も。欧州衛星放送「ユーロスポーツ」などに寄稿するフリーランスのティム・ボンヴィルギン記者は「酷い審判だ。こんなにお粗末なものはない」、インド紙「ニュー・インディアン・エクスプレス」のラジェシュ・アブラハム記者も「審判はレッドカードを与えられるべきだ」と苦言を呈した。準々決勝屈指の好カードとなった一戦だけに、試合をコントロールできない審判に落胆している様子だった。
試合は2-2のまま突入したPK戦をアルゼンチンが4-3で制し、4強進出を決めた。
(THE ANSWER編集部)