世界が認めた日本人の美徳 米経済誌記者がW杯特集コラム「私は日本の応援を決めた」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で敗退した日本代表の森保一監督の行いについて、米経済誌も取り上げた。5日(日本時間6日)の決勝トーナメント1回戦でクロアチアに敗戦。大会中は日本人サポーターのゴミ拾い、森保一監督のお辞儀などが話題に。米経済誌「フォーブス」の記者は「私は日本の応援を決めた」「選手たちはレガシーを残そうとした」などと伝えた。
カタールW杯
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で敗退した日本代表の森保一監督の行いについて、米経済誌も取り上げた。5日(日本時間6日)の決勝トーナメント1回戦でクロアチアに敗戦。大会中は日本人サポーターのゴミ拾い、森保一監督のお辞儀などが話題に。米経済誌「フォーブス」の記者は「私は日本の応援を決めた」「選手たちはレガシーを残そうとした」などと伝えた。
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同誌のドン・イエーガー記者が日本に関するコラムを執筆。「日本代表はピッチの内外でリーダーシップを発揮した」との見出しを立てた。「米国がオランダに敗れた時、私は新しい贔屓チームとして日本を応援することに決めた」と、決勝T1回戦で母国が敗れた後のことを説明した。
「米国と同様に日本もドイツやスペインという強豪国を倒した。しかし、他の国々と日本が違うのはピッチ外の活躍である」
こうつづりながら、日本人サポーターのゴミ拾い、代表チームが試合後にロッカールームを清掃したことを称賛。サポーターにインタビューした内容もつづった。世界のメディアに取り上げられるなど認められた数々の行い。続けて、「これらの日本人ファンの言葉にはリーダーシップが詰まっている。“リスペクト”という言葉は、日本人自身にも、対戦相手にも、他者やあらゆる人々に向けられている」と日本文化の美徳ついて触れている。
「選手たちは目の前の試合に勝つためにプレーしていると同時に、長い目で見た時のレガシーも残そうとしている」
「日本の真似をするのは難しい。しかし、日本が示した模範例に他のチームが続いてほしいと願うことは求めすぎだろうか? 他の国が何をしていたか関係なく、一緒に取り組んだことによって、自分自身のためだけではなく、全ての人たちをより良くすることを求めるのは」
ベスト8の夢はかなわなかったが、全力を尽くした4試合。その足跡が注目を浴びていた。
(THE ANSWER編集部)