「日本に負けて願い叶ったか?」 敗退スペインへ、海外識者が“2位狙い”情報に皮肉
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は6日(日本時間7日)、決勝トーナメント(T)1回戦でスペインはモロッコと0-0で突入した延長戦で決着つかず、PK戦の末に0-3で敗れた。グループリーグ(GL)E組の最終戦で日本に負けて2位通過していたが、海外記者からは「スペインはクロアチアを避けて簡単なモロッコと対戦するのを選んだ。彼らの願いは叶ったか?」と辛辣な声が上げられている。
カタールW杯
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は6日(日本時間7日)、決勝トーナメント(T)1回戦でスペインはモロッコと0-0で突入した延長戦で決着つかず、PK戦の末に0-3で敗れた。グループリーグ(GL)E組の最終戦で日本に負けて2位通過していたが、海外記者からは「スペインはクロアチアを避けて簡単なモロッコと対戦するのを選んだ。彼らの願いは叶ったか?」と辛辣な声が上げられている。
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スペインは再三の決定機を生かせず、0-0で突入したPK戦。1人目のサラビアがポストに当てて失敗すると、2人目のソレール、3人目のブスケツが相手GKに止められた。対するモロッコは1人の失敗を除いて3人が成功。同国史上初の8強入りした。
スペインの敗退で再び注目を集めたのはGLの日本戦だった。2位通過なら決勝TでG組1位が予想されたV候補ブラジルと決勝まで当たらない組み合わせ。そのため、スペインが2位通過を狙って日本戦にわざと敗れるのではないかと、一部の海外メディアなどでささやかれていた。
この日はツイッターでモロッコ勝利に海外識者が反応した。パキスタンメディア「BOLネットワーク」などに寄稿するジャーナリストのファリド・ハン氏は「もし、スペインがクロアチアを避けるために日本にわざと負けたと思うなら、考えなおせ!」とスペインの実力に疑問を呈した。
シンガポール放送局「チャンネルニュース・アジア」のマシュー・モアン記者は「この勝利は、スペインがクロアチアを避けて簡単なモロッコと対戦するために日本に負けたと言っていた人に向けたものだ」と投稿。ウガンダ放送局「NBSテレビジョン」のレポーターのサムソン・カスンバムルン氏はこのように皮肉を記した。
「スペインはクロアチアを避けて簡単なモロッコと対戦するのを選んだ。日本に負けてドイツを敗退へ追いやった。イベントがあって私は見られないが、今日どうなった? 彼らの願いは叶ったか?」
スペインのエンリケ監督は“2位狙い”を否定していたが、海外識者は辛辣だった。スペインに勝利したモロッコは9日(同10日)の準々決勝でポルトガルと対戦する。
(THE ANSWER編集部)