「感情を表に出さない日本人が、今回は…」 日本大躍進を現地取材した中国メディア賛辞
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は5日(日本時間6日)、決勝トーナメント(T)1回戦で日本はクロアチアと1-1で突入したPK戦の末に1-3で敗退。史上初の8強はならなかった。しかし、今大会はドイツ、スペインという優勝候補を破り、1位でグループリーグ(GL)突破。快進撃は世界に称賛されたが、アジアの中国メディアも「日本代表には胸を張ってカタールを去ってほしい」と称えた。
ドイツ、スペインを破った快進撃を中国メディアも称賛
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は5日(日本時間6日)、決勝トーナメント(T)1回戦で日本はクロアチアと1-1で突入したPK戦の末に1-3で敗退。史上初の8強はならなかった。しかし、今大会はドイツ、スペインという優勝候補を破り、1位でグループリーグ(GL)突破。快進撃は世界に称賛されたが、アジアの中国メディアも「日本代表には胸を張ってカタールを去ってほしい」と称えた。
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中国メディア「中国新聞網」は、日本が敗れたクロアチア戦について「前回のW杯準優勝国と120分の接戦を繰り広げた上、優位に立ち、最終的にPK戦で惜敗。今回、リスペクトの対象となった日本代表には胸を張ってカタールを去ってほしい」と報道し、現地取材する記者がレポートした。
「感情を簡単には表に出さないと言われる日本人だが、今回のW杯で日本はとりわけ自信に満ちており、いつもは寡黙なチームの中心、長友佑都ですら試合前には強い気持ちを隠さず表現していた。ドイツ、スペインの2強に勝ち、GLを1位で通過した時、もう誰も日本代表が掲げる『ベスト8』の目標を絵空事とは思わなかった」
このように快進撃を称賛した上で、各国メディアからの注目度の高さを特筆。「アジアチームの試合前の会見場は普段、記者も少なくとても寂しいものだが、今回、日本の記者会見では2時間も前から各国の記者が次々と押しかけ、サッカー強国のブラジル、アルゼンチン、イングランド、フランスの記者ですら日本の試合に興味をそそられている様子だった」と驚きをもって伝えた。
そして、「日本代表チームはそうした期待を決して裏切ることはなかった」とし、クロアチア戦について詳報。「最終的にPK戦で敗れたが、日本チームは2大会連続で決勝トーナメントに進み、更にチームとして史上最高の戦績を創り出した。何よりも貴重なことは、日本チームが自分たちのパフォーマンスで、アジアチームとしてより多くのことを世界に知らしめたことだろう」と賛辞を記した。
(THE ANSWER編集部)