森保監督は「世界の人々に反省を促す」 試合直後にあった感謝の行動をスペイン紙も絶賛
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は5日(日本時間6日)、決勝トーナメント1回戦で日本はクロアチアと1-1で延長に突入し、PK戦の末に1-3で敗れた。試合後には森保一監督が深々と客席に一礼し、ロッカーをいつも通り清掃して会場を後に。日本代表の一連の行動は各国で話題を呼んでいるが、グループリーグで戦ったスペインの地元紙「アス」も称賛している。
スペイン紙「アス」は「日本の模範的なお別れに世界が称賛」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は5日(日本時間6日)、決勝トーナメント1回戦で日本はクロアチアと1-1で延長に突入し、PK戦の末に1-3で敗れた。試合後には森保一監督が深々と客席に一礼し、ロッカーをいつも通り清掃して会場を後に。日本代表の一連の行動は各国で話題を呼んでいるが、グループリーグで戦ったスペインの地元紙「アス」も称賛している。
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「日本の模範的なお別れに世界が称賛」とのタイトルで掲載した記事では、日本代表サポーターが客席をゴミ拾いして去ったことに改めて言及。「日本のサポーターは2018年ロシアW杯同様、カタールでもスタンドをきれいにし、その価値観と教育的な模範を再び見せた」と伝えた。
さらに、驚きをもって伝えたのは試合後の森保監督の行動だ。
「日本代表監督ハジメ・モリヤスも、日本のサポーターと共にあまり通常では見ないイメージを残した。54歳の指揮官はクロアチアに敗退した後、日本のサポーターがいるエリアのアルジャノーブスタンドに近づき、お辞儀をして、W杯の最中にずっと無条件にチームへの応援をしたサポーターに感謝を表現したかったのだ」
それだけでなく、ピッチでも、ロッカールームでも、グループリーグを含めて戦った4試合で全てが完璧に片付けられていたことに触れ、「その考えは、やってくる前と同じ状態にして返すことにあった」と紹介した。
さらに、クロアチア戦後に森保監督が腰を90度近く折り曲げ、深々と一礼した場面について「この写真は、世界の他の人々に反省を促すものだ」との言葉で記事を締めくくった。試合には敗れたものの、グループリーグで戦ったライバル国のメディアも日本代表の品格を高く評価した。
(THE ANSWER編集部)