カタールW杯

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は5日（日本時間6日）、決勝トーナメント（T）1回戦で日本がクロアチアと1-1で延長に突入し、PK戦の末に1-3で敗れた。試合後には、泣き崩れる選手たちを森保一監督が労い。酒井宏樹を抱きしめた場面の動画を海外メディアが公開した。「敗者なんていないよ」と海外ファンを感動させている。

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　森保監督は試合後、号泣する背番号19の酒井に歩み寄った。左手でポンポンと背中を叩くと、両腕で力強く抱擁。耳元で何か言葉をかけた。その間、酒井は首からかけたタオルに顔をうずめていた。森保監督は、肩を落とす冨安健洋にも励ますように声をかけ、会場の廊下でも死力を尽くした失意の選手を抱きしめていた。

　気丈な指揮官らしく酒井を抱擁したシーンを、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」公式ツイッターが動画で公開。「決勝Tで敗退した後、日本のハジメ・モリヤス監督が感情的なヒロキ・サカイを慰める」と文面に記した投稿には、海外ファンから「敗退はショック。でも、彼らが成し遂げたことにはとても幸せ！」「サカイとモリヤスに大きな愛を」「敗者なんていないよ」などとコメントが寄せられ、心を揺さぶっていたようだ。