今夜揃って登場の日本と韓国 躍進の裏に漂う2002年の影に海外注目「強烈なライバル関係」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は5日午後6時(日本時間6日午前0時)、決勝トーナメント(T)1回戦で日本はクロアチアと対戦する。さらにその4時間後には韓国―ブラジル戦もキックオフ。くしくも同じ日に8強入りを懸けて戦うことになったアジアの2チームの関係に海外メディアが注目。共同開催となった2002年W杯の“影”を指摘し、両国の「強烈なライバル関係」に触れている。
カタールW杯決勝T1回戦・日本―クロアチア戦が6日午前0時キックオフ
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は5日午後6時(日本時間6日午前0時)、決勝トーナメント(T)1回戦で日本はクロアチアと対戦する。さらにその4時間後には韓国―ブラジル戦もキックオフ。くしくも同じ日に8強入りを懸けて戦うことになったアジアの2チームの関係に海外メディアが注目。共同開催となった2002年W杯の“影”を指摘し、両国の「強烈なライバル関係」に触れている。
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アジア旋風が吹き荒れているカタールW杯。開催国枠で出場のカタールこそ3戦全敗で敗退したが、アジア枠として出場した日本、韓国、オーストラリア、イラン、サウジアラビアの5チームはすべて1勝以上を挙げ、日本、韓国、オーストラリアの3か国が決勝トーナメント進出。アジアから3か国が16強入りしたのはW杯史上初の快挙となった。
決勝T1回戦でオーストラリアはアルゼンチンの前に敗退したものの、5日には日本と韓国が8強入りを懸けて同日に登場。それぞれ前回大会準優勝のクロアチア、W杯5度優勝のブラジルと対戦する。
この巡り合わせについて、香港の英字新聞「サウスチャイナ・モーニングポスト」は「FIFAW杯:古くからのライバルの準々決勝激突へ、日本と韓国に2002年大会の影が」との見出しで記事を掲載した。
その中で「この30年間、日本と韓国のライバル関係はアジアのサッカー界において最も激しいものとなっている。ピッチの内外で両国は自らの優位性を確立すべく戦っており、それは時として相手の犠牲を伴うものだ」と両国の関係性に触れたうえで「不思議に思えるかもしれないが、2018年準優勝国と最多5度のW杯優勝を誇る国との一戦を考えれば、この強烈なライバル関係がカタールで準決勝進出を懸けて繰り広げられるかもしれない」と準々決勝での“日韓戦”実現を期待している。
同紙は日韓の関係について「ピッチ上で相手を凌ごうとする争いはし烈で、2002年W杯開催を巡っては激しい争いとなった。今では、その争いの舞台は世界へと広がった」と2002年W杯に言及。「当時大きな議論を呼んだ2002年の大会共催だが、それぞれの国のサッカーの歴史に大きな影響を与えている」「この決定により、両国のライバル関係の中心はFIFA内部に渦巻く力関係からピッチへと移ったのだ」と“政治的”な側面にも触れた。
アジアのトップランナー争いを繰り広げてきた日本と韓国が、8強入りを懸けたW杯で同日に登場するという因縁。両チームにはどんな結果が待っているのか。
(THE ANSWER編集部)