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日本歓喜のVAR弾 英紙は12年前の“因縁”と比較「ランパードによる幻のゴールだ」

サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で、日本はグループリーグを首位突破した。2-1で勝利したスペインとの第3戦では、MF三笘薫がゴールラインギリギリで残したクロスで決勝点を演出。VAR判定でゴールが認められたが、英紙は2010年大会で名MFフランク・ランパードが放った“幻のゴール”と比較している。

後半6分、クロスを折り返す三笘薫【写真:Getty Images】
後半6分、クロスを折り返す三笘薫【写真:Getty Images】

カタールW杯

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で、日本はグループリーグを首位突破した。2-1で勝利したスペインとの第3戦では、MF三笘薫がゴールラインギリギリで残したクロスで決勝点を演出。VAR判定でゴールが認められたが、英紙は2010年大会で名MFフランク・ランパードが放った“幻のゴール”と比較している。

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 スペイン戦、田中碧の逆転ゴールを生んだ三笘のクロスは、ゴールラインを割っているか否かで試合後も議論に。VAR判定でゴールが認められ、FIFAの公式見解でもギリギリ残っていたとされたことにより、論争に終止符が打たれた。

 英紙「デイリーメール」は、2010年の南アフリカ大会でイングランド代表ランパードを襲った“幻のゴール”と比較した記事を公開した。「イングランドのファンはドイツの得失点差での予選敗退という衝撃を喜んでいる」などとつづっている。

 2010年、イングランドは決勝トーナメント初戦でドイツと対戦。イングランドが1-2と1点を追う展開で、ランパードがミドルシュート。ボールはクロスバーに直撃した後、ゴールラインを超えたところで跳ねたように見えたが、判定はノーゴールだった。流れを失ったイングランドは1-4で敗れている。

 当時イングランドが苦杯を喫したドイツ相手は今大会、日本のスペイン戦逆転ゴールによってGL敗退となったことに同紙は注目。「試合後、イングランドのファンたちは2010年ドイツ戦でのフランク・ランパードによる幻のゴールと比較している。その時は1-4で敗れ、ベスト16で敗退となった」と過去の“事件”を持ち出していた。

 また、記事では元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードの妻、アレックス・カランのツイッター投稿を紹介。「イングランドとフランク・ランパードに襲ったことを今ドイツが体験している。ボールがラインを越えるか越えないかの“物議”のゴールが、勝敗の分かれ目になるんだ」と投稿していたという。

(THE ANSWER編集部)

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