「日本のサッカーは美しいと言えないが…」 敗退ドイツ番組が「王者」と評した効率性
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)はグループリーグ(GL)全試合が終了。E組で日本はドイツ、スペインの強豪2チームを下し、見事首位で決勝トーナメント進出を果たした。初戦で日本に敗れたドイツは2大会連続のGL敗退。同国の公共放送「ARD」の番組では、冷静に日本を分析。「ドイツよりドイツらしい」と、効率的に勝利したことを称えている。
カタールW杯、日本はドイツを下し決勝Tへ
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)はグループリーグ(GL)全試合が終了。E組で日本はドイツ、スペインの強豪2チームを下し、見事首位で決勝トーナメント進出を果たした。初戦で日本に敗れたドイツは2大会連続のGL敗退。同国の公共放送「ARD」の番組では、冷静に日本を分析。「ドイツよりドイツらしい」と、効率的に勝利したことを称えている。
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初戦で日本に1-2で逆転負けしたドイツ。この負けが響き、前回大会に続いてGL突破を果たせなかった。ドイツ公共放送「ARD」のスポーツ番組「シュポルトシャウ」は「ドイツよりもドイツらしい―日本がドイツ代表を映し出す」との見出しで記事を掲載。「効果的、大胆、結果を出す:日本がドイツ人の美徳とともにグループ首位を勝ち取り、ベスト16に進出した」と、本来ドイツが見せるべきだった姿を日本が見せたとしている。
記事では、日本のスペイン戦のピッチにドイツでプレーする選手が7人も立ったことを紹介。「日本の主将でリーグ最下位のシャルケでプレーするマヤ・ヨシダは(スペインに勝ってベスト16は)『驚いていますか?』と問われると、『僕にとっては驚きではない』と答えたが、その通りだろう」としている。
日本の戦いぶりについて同メディアは「数字に目を向ければ、ドイツが出来なかったことを日本はやってのけている。“サムライ・ブルー”のサッカーは決して美しいとは言えないが、効率という点においてはすでにW杯チャンピオンだ」と効率的に勝利を収めていることに注目した。
事実、日本はドイツ戦の前半では支配率25%に留まり、シュート本数はドイツ13本に対して1本しか打てなかったにもかかわらず、後半で巻き返して勝利した。更にスペイン戦では試合を通じて18%しかボールを支配できなかったことも指摘し「とりわけドイツ代表の本当の姿を映し出した」とした。
(THE ANSWER編集部)