カタールW杯

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は1日（日本時間2日）、E組の日本がスペインに2-1で逆転勝ちし、決勝トーナメント（T）進出を決めた。日本の逆転ゴールの直前、ボールがゴールラインを越えていた可能性が話題になったが、2日（同3日）にFIFA公式が動画付きでインプレーの証拠を発表。一連の論争に際し、日本人ファンから「秘技・手のひら返し」「すみませんでした」と手のひら返しが続出していた。

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　1-1の後半6分、日本は右サイドからのクロスがファーに流れたが、三笘薫がライン際から折り返し。最後は田中碧が押し込んだ。三笘の折り返しがゴールラインを割っていたかどうかVAR判定に。ボール自体が空間上のラインにかかっていればインプレーとなるため、ゴールに認定された。

　スペイン撃破を生み、日本中を興奮の渦に包んだシーン。決勝T進出を左右する出来事だっただけに、このシーンは世界中で大論争に発展した。VAR判定は場面によっては自分たちに失意も、歓喜も呼び込むもの。今回は日本に吉報をもたらし、ネット上のファンからは好意的な声や謝罪の声が上がった。

「VARへの手のひら返しがすごいな。VAR大好き」
「テクノロジーって素晴らしい！！（秘技手のひら返し）」
「今朝はめちゃ感謝しました！　まさに手のひら返し笑」
「今日は『VARよ、ありがとう!!』と、自分でもビックリの手のひら返しw」
「VARに感謝するしかない。VARに不満ばかりの人も今日は手のひら返しだね！」
「『試合の流れが滞る』『誤審も含めて人間の営みとしてのサッカーだろう』とかゆっててすみませんでした」

　2日（同3日）にFIFA公式ツイッターが問題シーンのスロー映像と検証動画を添付し、「ボールは完全には外に出ていなかった」と公式発表した。日本では“三笘の1mm”などと話題になり、世界中で物議を呼んだプレー。今大会はドイツ、スペインに勝利した後、これまで采配批判の多かった森保一監督に対し、手のひら返しする称賛の声が多く上がっていたが、続けてVARを称えるコメントが続出した。

　日本は5日（日本時間6日）に決勝T1回戦でクロアチアと対戦する。