強豪撃破の日本が作ったW杯新記録 劣勢示した数字に反響「不思議なデータ」「量より質」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は1日(日本時間2日)、E組の日本はスペインに2-1で逆転勝ちし、同組1位で2大会連続となる決勝トーナメント(T)進出を決めた。ドイツに続いてW杯優勝経験があるスペインを破っての16強入り。その快挙はW杯の歴史に新たな爪跡を残した。データを提供する米メディアは日本が樹立した“新記録”を紹介。海外ファンから「最高だ」「量より質」といった反響が寄せられている。
カタールW杯・E組1位で決勝トーナメントに進出した日本
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は1日(日本時間2日)、E組の日本はスペインに2-1で逆転勝ちし、同組1位で2大会連続となる決勝トーナメント(T)進出を決めた。ドイツに続いてW杯優勝経験があるスペインを破っての16強入り。その快挙はW杯の歴史に新たな爪跡を残した。データを提供する米メディアは日本が樹立した“新記録”を紹介。海外ファンから「最高だ」「量より質」といった反響が寄せられている。
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サムライブルーがW杯の歴史を変えた。今大会初戦、ドイツに前半から圧倒的にボールを支配されたものの、後半の逆襲で大逆転勝利。コスタリカ戦は敗れたが、スペイン戦はドイツ戦と同じように試合を支配される展開をひっくり返した。ともにW杯優勝経験国。そこから金星を奪った試合展開に日本ファンは熱狂した。
苦戦からの逆転勝利という展開は数字にも表れていた。スポーツに関するデータを提供する米メディア「スタッツ・パフォーム」のサッカー専門ツイッターは「W杯が詳細な記録を取り始めた1966年以降、700回以上のパスを試みたチームが負けたのは史上2度ある」と紹介。その「2度」とは「先週のスペイン日本戦、ドイツ日本戦だ」としている。
FIFA公表のデータによると、ドイツ戦で日本は261本のパスを試みたが、ドイツはその3倍以上となる820本のパス本数を記録。スペイン戦は日本の237本に対し、スペインは4倍以上の1059本。パス本数を見るだけでも、日本にとっては相手に支配された試合だったことが分かる。
海外ファンからは「最高だ」「日本のファイティングスピリット」「量より質を表している」「これは不思議なデータだ」「日本は勝負強い」「得点しなければポゼッションは意味をなさない!」といった反響が寄せられている。
ちなみに負けたコスタリカ戦は日本が575本で、コスタリカが444本と日本がパス本数で上回った。クロアチアは今大会、守備を固めてからの速攻というスタイルで臨んでいるだけにどんな内容になるか。
(THE ANSWER編集部)