「最高の紳士」 イングランド指揮官の“振る舞い”の反響拡大 英メディアも称賛
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は決勝トーナメント1回戦でイングランドがコロンビアを1-1(PK4-3)で破り、8強進出を決めた。120分では決着がつかず、最後はPK戦の末の激闘を制したイングランド。ガレス・サウスゲート監督が、PKを外したコロンビア選手を慰めるシーンがファンの感動を呼んでいたが、英メディアも言及。指揮官の行動を称賛している。
PK失敗したコロンビア選手をサウスゲート監督が慰めるシーンの反響が拡大
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は決勝トーナメント1回戦でイングランドがコロンビアを1-1(PK4-3)で破り、8強進出を決めた。120分では決着がつかず、最後はPK戦の末の激闘を制したイングランド。ガレス・サウスゲート監督が、PKを外したコロンビア選手を慰めるシーンがファンの感動を呼んでいたが、英メディアも言及。指揮官の行動を称賛している。
激闘を終えた後は、フットボールを愛する者同士だ。そんな思いが指揮官を動かした。120分間でも決着がつかず、PK戦に突入。その4人目だった。コロンビアDFマテウス・ウリベは、シュートをクロスバーに当てて外してしまった。続く5人目も外して、イングランドの勝利が決定した。
敗戦のショックを背負い、顔を覆いむせび泣くウリベ。そこにイングランドを率いるサウスゲート監督は歩み寄ると、そっと肩を抱き寄せ、慰めた。死闘を制し、喜びを爆発させたい思いをぐっとこらえて、失敗した相手を気遣うシーンは、まさにスポーツマンシップに溢れた行動だった。
感動的なシーンをアップした英ジャーナリストのツイッターには「真の英国紳士」「素晴らしい手本」などの書き込みが相次ぐなどファンの感動を呼んでいたが、英紙「デイリー・メール」も、美しい場面に言及している。
「サウスゲートは覚えているであろう、当時の監督だったテリー・ヴェナブルズが1996年に彼を慰めた事を。そしてファンも22年前のあのシーンと似ている事に気付いたであろう」