カタールW杯・C組、アルゼンチン―ポーランド戦

　サッカーのカタール・ワールド（W杯）は30日（日本時間12月1日）、グループリーグC組でポーランドはアルゼンチンに0-2で敗れたが、勝ち点4のグループ2位で決勝トーナメント進出を決めた。前半36分にはGKシュチェスニーがアルゼンチンFWリオネル・メッシのPKを止めるスーパープレーを炸裂。米メディアが「W杯でPKを2度失敗した史上初の選手となった」と報じた屈辱をメッシに味わわせ、日本のネット上も絶賛の嵐となった。

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　前半36分、クロスに飛び出してパンチングした際にメッシと接触し、PKと判定されたシュチェスニー。厳しいジャッジに苦笑いしたが、自ら与えたPKに燃えた。メッシの助走に合わせ、インパクトの瞬間、体を左に倒した。メッシが右に放った強烈なシュートに体を伸ばし、右手一本でセーブ。弾かれたボールはゴールの枠を逸れ、ゴールラインを割った。完璧なタイミングで演じたスーパーセーブ。控えのメンバーも大興奮となった。

　第2戦のサウジアラビア戦でもPKを止めており、日本のネット上では「シュチェスニー神」「どんだけPK止めるん」「現時点で大会最優秀GK」「シュチェスニー劇場すぎる」「PKストップシーンは鳥肌もん」と絶賛の嵐。メッシは2018年ロシア大会のアイスランド戦でPKを外しており、米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー専門ツイッターは「リオネル・メッシはW杯でPKを2度失敗した史上初の選手となった」と報じた屈辱を見舞った。

　試合は0-2で敗れたものの、勝ち点4で並んだメキシコを得失点差「1」上回り、決勝トーナメント進出を決めたポーランド。延長になればPK戦もあるノックアウトステージも心強い守護神が立ちはだかる。