コロンビアMFの“頭突き”はVARでも退場ならず 元審判が異議「主審は自ら確認を」
VARで確認も判定はイエローどまり、元主審「主審は自らモニターで正しい判断を」
英紙「ザ・サン」は「なぜ、頭突きで退場にならなかったのか? FIFAのルールに基づいて説明する」と特集。VARで映像を見ている審判に無線で確認後もイエローにとどまり、「イングランドのファンは彼が退場にならなかったことに対して驚きを隠せなかった」と理解を示している。
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記事ではFIFAのルール上、頭突きのような暴力行為はレッドカードが提示されると定められていると紹介した上で「この場合は揉め事が始まる時にバリオスは頭を斜めに傾けているように見える」とイエローカードだった理由について推測している。
ただ、元審判のマーク・クラッテンハーグ氏のコメントを紹介。頭を胸に当てた後に左右に振っているように見えるため、レッドカードであるべきと主張し、「イングランドはVARシステムで正当な判定を貰えなかった」と訴えたという。
「主審がこの行いを見ていなかったのは明らかだ。DFはヘンダーソンの胸に彼の頭を置いた。これはイエローカードです。しかし、彼はその後に頭を上げています。それは私にとっては暴力行為です」「VARをモニター側で見ていた審判たちの意見を聞くのではなく、彼自身がモニターで確認し、正しい判断、レッドカードを提示するべきだった」
このように分析していた。今大会はVARが採用されているが、今回は主審が自らモニターで確認しなかったことについて疑問を投げかけていた。新ルールの運用方法については今後も課題となりそうだ。
(THE ANSWER編集部)