カタールW杯、日本は第3戦でスペインと対戦

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は全チームがグループリーグ第2戦まで終了。日本はE組で1勝1敗の勝ち点3となっており、決勝トーナメント（T）進出を懸けて12月1日（日本時間2日）のスペイン戦に臨む。強敵相手の大一番。決勝T進出の条件をおさらいする。

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　初戦のドイツ戦で2-1の大金星を挙げた日本だが、27日のコスタリカ戦では0-1と痛恨の敗戦。ここまでの勝ち点はスペインが4、日本とコスタリカは3、ドイツが1となっている。全チームに決勝T進出の可能性が残っており、第3戦の日本―スペイン、ドイツ―コスタリカの試合次第で決まることになる。

　日本はスペイン戦に勝利すれば、その時点で決勝T進出が決定。逆に、敗れた場合はドイツとコスタリカのいずれかが日本を勝ち点で上回ることになるため、敗退が決まる。

　スペイン戦に引き分けた場合は複雑だ。まずコスタリカが勝利すると、勝ち点6で日本を上回るため、日本の敗退が決定する。ドイツ―コスタリカ戦も引き分けなら、日本とコスタリカが勝ち点4で並ぶが、得失点差で優位に立つ日本の2位突破が決まる。

　ドイツがコスタリカを下した場合、日本とドイツが勝ち点4で並び、得失点差、総得点で順位が決まる。現時点で日本は得点2、失点2の得失点差「0」。ドイツは得点2、失点3の「-1」。日本は引き分けで得失点差が「0」のまま、ドイツが1点差勝利ならこちらも「0」になるため、この場合は総得点の争いに。仮に日本が0-0のスコアレスドローなら、ドイツの総得点を上回れず敗退となる。

　日本とドイツが得点を奪った状態で日本が引き分け、ドイツが1点差勝利となり、勝ち点と総得点が並ぶという状況になれば、次は直接対決の結果が判断基準となるため、日本が決勝に進出。ただ、日本が引き分け、ドイツが2点差以上で勝利すればドイツが決勝に進むことになる。

　いずれにしても、日本はスペイン戦で敗戦は許されない状況。目の前の相手に集中するしかない。