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女子ゴルフでまさかの「+35」 今季5勝西郷真央が大会ワーストC記録、原因はドライバー不調

女子ゴルフの今季国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ最終日(6487ヤード、パー72)が27日、宮崎CCで行われ、西郷真央(島津製作所)は5ボギー、2ダブルボギーの81で回って、大会ワーストコース記録の通算35オーバーで終えた。今季は開幕戦でツアー初優勝を飾り、10戦5勝。メルセデス・ランキング(MR)、獲得賞金も独走していたが、秋口からドライバーショットが不調になり、今大会では他のショットにも影響が出て大崩れとなった。

リコーカップ最終日、大会ワースト記録の通算35オーバーで終えた西郷真央【写真:Getty Images】
リコーカップ最終日、大会ワースト記録の通算35オーバーで終えた西郷真央【写真:Getty Images】

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ最終日

 女子ゴルフの今季国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ最終日(6487ヤード、パー72)が27日、宮崎CCで行われ、西郷真央(島津製作所)は5ボギー、2ダブルボギーの81で回って、大会ワーストコース記録の通算35オーバーで終えた。今季は開幕戦でツアー初優勝を飾り、10戦5勝。メルセデス・ランキング(MR)、獲得賞金も独走していたが、秋口からドライバーショットが不調になり、今大会では他のショットにも影響が出て大崩れとなった。

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 最終18番はパー4。西郷はなんとかパーをセーブし、苦し過ぎる4日間を終えた。

 初日83、第2日83、第3日76、最終日81。前週まで平均ストローク70.4110(全体4位)で、ギャラリーやネット上では「西郷、何があったのか」「ここまで崩れるものなのか」などと、心配の声があふれた。

 原因はドライバーの不調だった。日本女子オープン(9月29日~10月2日)から異変を感じていたといい、ドライバーでミスショットが出ると3番ウッドなどで第1打を放っていた。TOTOジャパンクラシックからは、ドライバーを契約メーカー外のものに変更。フィーリングが良くなり、翌週の伊藤園レディスではフェアウェーキープ率76.19%をマーク。順位も7位で4試合ぶりのトップ10入りとなった。

 しかし、翌週の大王製紙エリエールレディスでは同53.57%で予選落ち。今週は、ドライバーの代わりに持った3番ウッドなどのショットも荒れた。持ち球は、左から右に少し曲がるフェードだが、左に打ち出した球がさらに左へ。それを嫌がって右にすっぽ抜ける球も多くあった。

 予選落ちがない大会ゆえにスコアは積み上がり、この日も2番パー4では、ドライバーショットがフェアウェー右端から50ヤード離れた右の林へ。得意としていたアイアンも左右にブレ、7番パー4までの4つスコアを落とした。

 今季の序盤は出場10試合5勝で、「敵なし」の状態だった。十分な飛距離、ピンを狙うショットと小技の巧みさに加え、師匠の尾崎将司に「ゴルフ脳がすごい」と言わしめるコースマネジメント力を発揮していた。しかし、8月に欧州遠征を終えてからは、優勝争いに加わる試合が減っていた。

 不幸中の幸いなのは、次週からオフに入ること。開幕戦までの約3か月で、いかに立て直していくのか注目される。

 ラウンド後、西郷は「先週からティーショットが安定していなくて、刻んでもうまくいかなくなりました。初日に自分の思うような動きができず、3日間、何か切っ掛けを掴もうと、いろいろと試していました」と淡々と答え、「これからオフに入れて良かったです。しばらくはクラブを握らずにリセットして、また、ジャンボ(尾崎将司)邸で練習をします」と切り替えた。

<大会ワースト記録>JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは、2003年から宮崎CCでの開催となり、ワーストコース記録は、10年大会に記録したウェイ・ユンジュンの通算23オーバー。

(THE ANSWER編集部)


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