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東京五輪銅メダルのボクシング並木月海、2戦連続RSCで決勝進出「純粋に楽しめている」

アマチュアボクシングの全日本選手権第4日が26日、東京・墨田区総合体育館で行われた。女子ライトフライ級準決勝では、東京五輪フライ級銅メダリストの並木月海(自衛隊)が堀宝水(日体大)に3回2分37秒で2戦連続のRSC(レフェリーストップコンテスト)勝ちした。2年連続2度目の優勝へ、27日に決勝が行われる。

全日本選手権女子ライトフライ級準決勝で勝利した並木月海【写真:浜田洋平】
全日本選手権女子ライトフライ級準決勝で勝利した並木月海【写真:浜田洋平】

アマチュアボクシング全日本選手権

 アマチュアボクシングの全日本選手権第4日が26日、東京・墨田区総合体育館で行われた。女子ライトフライ級準決勝では、東京五輪フライ級銅メダリストの並木月海(自衛隊)が堀宝水(日体大)に3回2分37秒で2戦連続のRSC(レフェリーストップコンテスト)勝ちした。2年連続2度目の優勝へ、27日に決勝が行われる。

 並木が力の差を見せつけた。時折被弾する場面もあったが、サウスポーから繰り出される左ストレートを着弾。右ボディーの連発で主導権を握り、反撃に出る相手のパンチを冷静にブロックした。3回、コーナーに詰めて連打。この回2度目のスタンディングダウンでRSC勝ちを決めた。

「今回はいろいろ試したい大会。1分間でやることを変えたりした。自分らしいボクシングをやる半面、いろんなことをやる」。ガードをしっかり固める防御技術も披露。攻防ともに上回った。「海外で上に行くには引き出しが必要」とあくまで世界一を見据えている。

 体重51キロ以下だった東京五輪のフライ級から、2024年パリ五輪で新たに実施される50キロ級に転向。今月上旬のアジア選手権(ヨルダン)で準優勝した。ショックもあったが、「今は気持ちも晴れている。スッキリして入りました。ボクシングを純粋に楽しめている」と気持ちを整理して臨んだ。

 多くの日本代表選手が欠場した中、14日に帰国した並木は強行出場。今大会の優勝者とアジア選手権出場者が、五輪予選を兼ねる来年9月の杭州アジア大会への代表決定戦(2月)に進む。「しっかり50キロ級を獲りたい。『日本で50は並木』としっかり印象づけられる試合にしたい」と気を引き締めた。

(THE ANSWER編集部)


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