カタールW杯・E組初戦で日本がドイツに逆転勝ち

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は23日、E組の日本が2-1で強豪ドイツに逆転勝ちし、白星発進した。衝撃の番狂わせの立役者としてスペインメディアはGK権田修一に注目。日本発の有名漫画の選手と比較した記事が掲載されて話題を集めている。

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　前半に自ら与えてしまったPKを決められ、先制を許す形となった権田。しかし、後半はビッグセーブを連発し、ドイツの追加点を阻止した。守備のいい流れが攻撃陣に波及。堂安律の同点弾、浅野拓磨の逆転弾につなげた。

　そんな権田の活躍に注目したのがラテンアメリカのテレビ局「DSport」スポーツ部の公式ツイッター。そこには「ベンジ・プライス、君なの？」との文言とともに権田のファインセーブの映像が公開されている。「ベンジ・プライス」とは日本の漫画「キャプテン翼」に登場する若林源三。主人公・大空翼のライバルチームのGKで、後に日本代表でチームメートとなる守護神。ペナルティーエリア外からのシュートは許さないという完璧なセーブを武器にしている。

　この投稿を取り上げたスペイン紙「ラ・バングアルディア」は権田の活躍を若林と比較する記事を掲載。記事内では「DSport」のツイッターに多くのファンから「まさに」「4回もセーブしているよ……これはワーオだ」「これは、ベンジそのものだろ」「違うーーーーー！　若林源三だ！」「それも目を閉じたままで！」「スーパーキーパーだ！」などと熱い反応が返ってきていることを紹介している。

　権田と若林の比較は世界に拡散。スポーツ専門局「ESPN」アルゼンチンサッカー専門ツイッターも「試合がどんなふうに終わろうと、このセニョールが日本に戻った時は、記念碑を作ってください」との文言とともに権田の写真を掲載。メキシコのデジタルマガジン「InvitosSomos」も「彼の名は権田修一だが、ベンジ・プライスと呼ぶこともできる。今日のドイツ戦でのセービングは、クレイジー。スーパーヒーロー」と投稿している。