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サッカー日本代表のスタメンは? W杯ドイツ代表戦、“1024億円”差対決を海外メディア予想

サッカー日本代表は23日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦で、強豪ドイツ代表と対戦する。ここでは両国の基本情報、チームの市場価値、予想スタメン、予想スコア、勝敗オッズをお届けする。

日本代表は23日にドイツ代表とのグループリーグ第1戦に臨む【写真:ロイター】
日本代表は23日にドイツ代表とのグループリーグ第1戦に臨む【写真:ロイター】

 サッカー日本代表は23日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦で、強豪ドイツ代表と対戦する。10月に発表された最新のFIFAランキングで24位の日本に対し、ドイツは11位。グループリーグ突破を目指す日本にとっては、W杯優勝4回を誇る伝統国はかつてないほど強力な初戦の相手となる。

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 ここでは両国の基本情報、海外の移籍情報サイトが算出した両チームの市場価値、さらに海外メディアによる予想スタメンと識者の勝敗予想、英ブックメーカーの最新オッズ情報をお届けする。

日本代表&ドイツ代表の基本情報

 森保一監督が率いる日本代表は7大会連続7回目のW杯出場で、過去最高成績は2002年、10年、18年大会のベスト16。今回のアジア最終予選では開幕3試合で2敗を喫する窮地に立たされたが、MF伊東純也やMF田中碧、MF三笘薫ら新たな力が主力に定着し、その後は負けることなく最終的に7勝1分2敗のグループ2位でW杯出場権を手にした。本大会では史上初のベスト8進出を狙う。

 一方、ハンジ・フリック監督が率いるドイツ代表は、18大会連続20回目の出場。歴代2位タイの優勝4回(1954、74、90、2014年)、準優勝も4回(1966、82、86、2002年)を数える世界屈指の強豪で、今回の欧州予選も9勝1敗、36得点4失点と圧倒的な力を見せて首位通過を果たした。名門バイエルン・ミュンヘンに所属する主力を軸に、攻守とも隙のない陣容を誇り、まさかのグループリーグ敗退に終わった前回大会の雪辱に燃える。

 登録26選手の平均年齢は日本の28.3歳に対しドイツは27.3歳。日本の選手で国際Aマッチ出場数の最多はDF長友佑都で138試合、2位がDF吉田麻也の122試合で、この2人が100試合を超えている。また最多得点者はMF南野拓実の17ゴールで、2位が吉田の12ゴールと二桁得点は2人のみ。数字の上では攻撃陣の迫力不足は否めない。

 対するドイツのAマッチ出場数1位はFWトーマス・ミュラーの118試合で、2位がGKマヌエル・ノイアーの114試合。日本と同じく、この2人が100試合超えだ。最多得点者もミュラーで44ゴール、2位がFWセルジュ・ニャブリの20ゴール。以下MFマリオ・ゲッツェの17ゴール、MFイルカイ・ギュンドアンの16ゴール、MFレオン・ゴレツカの14ゴール、FWレロイ・サネの11ゴール、FWカイ・ハフェルツの10ゴールと二桁得点者が7人揃う。

日本代表&ドイツ代表の市場価値

順位 名前 Pos. 推定市場価値
1位 ジャマル・ムシアラ MF 140億円 1億ユーロ
2位 ヨシュア・キミッヒ MF 112億円 8000万ユーロ
3位 カイ・ハフェルツ FW 98億円 7000万ユーロ
3位 レロイ・サネ FW 98億円 7000万ユーロ
5位 レオン・ゴレツカ MF 91億円 6500万ユーロ
5位 セルジュ・ニャブリ FW 91億円 6500万ユーロ
7位 アントニオ・リュディガー DF 56億円 4000万ユーロ
8位 ニクラス・ジューレ DF 49億円 3500万ユーロ
8位 カリム・アデイェミ MF 49億円 3500万ユーロ
10位 ニコ・シュロッターベック DF 46億2000万円 3300万ユーロ
11位 マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン GK 42億円 3000万ユーロ
11位 ユスファ・ムココ FW 42億円 3000万ユーロ
13位 ユリアン・ブラント MF 39億2000万円 2800万ユーロ
14位 ダヴィド・ラウム DF 36億4000万円 2600万ユーロ
15位 イルカイ・ギュンドアン MF 35億円 2500万ユーロ
16位 ティロ・ケーラー DF 30億8000万円 2200万ユーロ
17位 マティアス・ギンター DF 28億円 2000万ユーロ
18位 アルメル・ベラ=コチャプ DF 25億2000万円 1800万ユーロ
18位 トーマス・ミュラー FW 25億2000万円 1800万ユーロ
20位 ルーカス・クロスターマン DF 19億6000万円 1400万ユーロ
21位 マリオ・ゲッツェ MF 18億2000万円 1300万ユーロ
21位 ヨナス・ホフマン MF 18億2000万円 1300万ユーロ
23位 マヌエル・ノイアー GK 16億8000万円 1200万ユーロ
24位 クリスティアン・ギュンター DF 14億円 1000万ユーロ
25位 ケヴィン・トラップ GK 11億9000万円 850万ユーロ
26位 ニクラス・フュルクルク FW 7億円 500万ユーロ


 ドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」が移籍金や年齢、活躍度などを基に独自に算出している選手の「市場価値」を見ると、ドイツのチーム最高額は19歳のFWジャマル・ムシアラで1億ユーロ(約140億円)、2位のヨシュア・キミッヒも8000万ユーロ(約112億円)と、2人が日本円にして100億円超えの高額評価となっている。最下位はサプライズ招集され、先日のオマーン戦で代表初出場初ゴールを決めたFWニクラス・フュルクルクだが、それでも500万ユーロ(約7億円)の値札が付いており、26選手の合計は8億8550万ユーロ(約1239億7000万円)となっている。


順位 名前 Pos. 推定市場価値
1位 鎌田大地 MF 42億円 3000万ユーロ
2位 冨安健洋 DF 35億円 2500万ユーロ
3位 堂安 律 MF 16億8000万円 1200万ユーロ
3位 久保建英 MF 16億8000万円 1200万ユーロ
5位 南野拓実 MF 14億円 1000万ユーロ
6位 伊東純也 MF 12億6000万円 900万ユーロ
7位 板倉滉 DF 10億5000万円 750万ユーロ
8位 守田英正 MF 9億8000万円 700万ユーロ
9位 遠藤 航 MF 9億1000万円 650万ユーロ
10位 三笘 薫 MF 8億4000万円 600万ユーロ
11位 伊藤洋輝 DF 7億7000万円 550万ユーロ
12位 前田大然 FW 5億6000万円 400万ユーロ
13位 浅野拓磨 FW 4億2000万円 300万ユーロ
14位 上田綺世 FW 2億8000万円 200万ユーロ
15位 谷口彰悟 DF 2億5200万円 180万ユーロ
15位 田中 碧 MF 2億5200万円 180万ユーロ
17位 酒井宏樹 DF 2億3800万円 170万ユーロ
17位 山根視来 DF 2億3800万円 170万ユーロ
19位 シュミット・ダニエル GK 2億1000万円 150万ユーロ
19位 吉田麻也 DF 2億1000万円 150万ユーロ
21位 相馬勇紀 MF 1億6800万円 120万ユーロ
21位 町野修斗 FW 1億6800万円 120万ユーロ
23位 柴崎 岳 MF 1億4000万円 100万ユーロ
24位 権田修一 GK 7000万円 50万ユーロ
25位 長友佑都 DF 5600万円 40万ユーロ
26位 川島永嗣 GK 2800万円 20万ユーロ


 対する日本は、今季フランクフルトで絶好調のMF鎌田大地が最高額で3000万ユーロ(約42億円)、名門アーセナルでプレーするDF冨安健洋も2500万ユーロ(約35億円)と評価され、MF久保建英とMF堂安律が1200万ユーロ(約16億8000万円)で続いた。ただ、ドイツの最安値であるフュルクルクの500万ユーロを上回ったのは11人のみで、26選手の合計額も1億5400万ユーロ(約215億6000万ユーロ)止まり。ドイツとの差は、実に7億3150万ユーロ(約1024億1000万円)となっている。

※1ユーロ=140円で計算

日本代表&ドイツ代表の予想スタメン

 英国のサッカーデータサイト「Whoscored.com」が、22日時点での予想スタメンを公開。ドイツのシステムは4-2-3-1で、GKに主将マヌエル・ノイアー、最終ラインは右からティロ・ケーラー、ニクラス・ジューレ、アントニオ・リュディガー、ダヴィド・ラウム、守備的MFにキミッヒとレオン・ゴレツカを並べ、2列目は右からセルジュ・ニャブリ、ムシアラ、レロイ・サネ(※その後ドイツ代表が負傷により欠場と発表)、1トップはトーマス・ミュラーとした。

 一方の日本も4-2-3-1の布陣と予想。GKに権田修一、4バックは右から酒井宏樹、冨安健洋、吉田麻也、長友佑都、最終ラインの前に守田英正と柴崎岳を並べ、2列目は右から伊東純也、鎌田大地、久保建英、最前線は南野拓実の名前が記されている。

 なお、日本代表に8選手を送り込んでいるドイツ・ブンデスリーガの公式サイトも、22日時点での予想スタメンを公開している。ドイツはGKから守備的MFまで7人の顔ぶれは同じで、2列目は負傷したサネを外して右からヨナス・ホフマン、ムシアラ、ニャブリの並びとし、1トップはカイ・ハフェルツとした。

 日本は同じ4-2-3-1システムと予想されたが、守護神にはW杯3大会を経験している39歳GK川島永嗣を選択。またセンターバックは冨安ではなく伊藤洋輝、ボランチは守田ではなく遠藤航とシュツットガルト勢を先発に予想し、2列目も右に久保、左に南野を回し、1トップに前田大然を置いた。その上で「ハジメ・モリヤスのチームはよく訓練されており、戦術的に抜け目がない。ここ数か月で米国、韓国、ガーナを下している」と紹介している。

日本代表VSドイツ代表の勝敗予想

 英公共放送「BBC」は、元イングランド代表FWクリス・サットン氏による日本VSドイツの勝敗予想を掲載。1997-98シーズンのプレミアリーグ得点王を獲得したストライカーは、「グループBが死の組だと言う人も多いが、この組はもっと厳しい」と綴り、「多くの人がスペインとドイツの突破を予想しているだろうが、日本を過小評価してはいけない。彼らには才能豊かで技術のある選手がいる」と森保ジャパンを高く評価し、2-1で日本の勝利を予想している。

 一方のフリック監督率いるドイツについては、「信頼がおけない」と厳しく指摘。「カタールで一丸となれるかもしれないが、ここ1年の不安定な様子を見ると、簡単に負けるチームとなる可能性もある。日本にはチャンスがある」と、世界最高峰リーグで戦ってきた識者は下馬評を覆す結末を予想した。

日本代表VSドイツ代表の勝敗オッズ

 英国の大手ブックメーカーは、カタールW杯の各試合の勝敗やグループリーグ突破国などを賭けの対象としている。日本VSドイツの一戦について発表されているオッズを見ると、日本時間23日17時現在で「ウィリアム・ヒル」はドイツの勝利が1.40倍、日本の勝利が7.50倍、引き分けが4.60倍だった。「bet365」もドイツ勝利が1.44倍、日本勝利が7.00倍、引き分けが4.75倍、「betfair」もドイツ勝利が1.35倍、日本勝利が7.00倍、引き分けが4.25倍と、各社ともドイツ勝利が最も倍率が低くなっている。

(THE ANSWER編集部)

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