W杯で不評の宿泊施設、提供した中国メディアが説明「組織委員のプレッシャー緩和」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)が20日に開幕し、熱戦が繰り広げられている。史上初めて中東で行われるサッカーの祭典。しかし、サポーターの宿舎施設に不評の声が多く上がった。各国メディアに取り上げられたが、施設提供を担当した中国のニュースサイトは「ファンが中国のサービスを楽しむ」などと伝えた。
サポーターの宿泊施設が話題
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)が20日に開幕し、熱戦が繰り広げられている。史上初めて中東で行われるサッカーの祭典。しかし、サポーターの宿舎施設に不評の声が多く上がった。各国メディアに取り上げられたが、施設提供を担当した中国のニュースサイトは「ファンが中国のサービスを楽しむ」などと伝えた。
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中国外文出版発行事業局が運営するニュースサイト「中国網」英語版は、「W杯でファンが中国のルームサービスを楽しむ」の見出しで記事を掲載。「中国製のコンテナスタイルの部屋は、ファンに低価格帯を提供しなければいけいないW杯組織委員会のプレッシャーを緩和するのに役立っている」と伝え、こう説明した。
「(中国国営放送の)CCTVによると、コンテナスタイルのキャビンは中国で作られており、その多くは広東省と浙江省で製造されている。中国の複数企業は1万個のキャビンをW杯組織委員へ提供した」「カタールW杯では滞在するファンにとって、高価格のホテルは大きな懸念となっている。ドーハの組織委員会はそれ(ホテル)に加え、キャンプサイトやキャビン、船も(ファンに)提供している」
これまでは、英紙「ガーディアン」はサポーターが泊まる数百の海上コンテナは、この宿舎はダブルルームで1泊172ポンド(約2万8700円)と紹介していた。英公共放送局「BBC」も「1泊175ポンド(約2万9200円)のファンビレッジ」と題した記事を掲載。2週間滞在する日本人が「昼間は地獄のような暑さ。砂漠です。暑すぎます」と劣悪な環境に嘆いていたことが話題になっていた。
(THE ANSWER編集部)