開幕戦の客席で日本人サポーターがゴミ拾い

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）開幕戦を観戦した日本人サポーターが、試合後の客席でゴミ拾いしたことをインドメディアも報じた。エクアドル―カタール戦で生まれた善行の動画がネット上で拡散。カタール、英国のメディアも報じていたが、インドでも「心優しい人々」「映像は瞬く間にバズった」と話題になったようだ。

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　試合後だった。すでに多くのサポーターが後にした客席。日本のユニホームを着たサポーターがビニール袋を持ち、足元に散らばったボトルなどのゴミを集めていった。数人ではなく、多くのサポーターによる行動。バーレーンのYouTuberという男性がTikTokに投稿した動画が拡散した。

　カタールや英国のメディアも注目したシーン。W杯に出場していないインド放送局「NDTV」までも「日本のファンが開幕戦でカタールのスタジアムの掃除をして感銘を与える」との見出しを打って報道。「映像はソーシャルメディアですぐにバズり、数多くのコメントが寄せられた」と記し、こう続けた。

「W杯のエキサイティングな試合の後、スタンドには情熱的なファンによって散らかされた食べ残しやカップなどのゴミが残される。日曜のアルベイト・スタジアムでの試合も同じだった。しかし、日本人ファンは試合後に居残って客席を掃除しようと決断した。彼らの行動の映像はソーシャルメディア上で瞬く間にバズり、感謝を伝える多くのコメントが寄せられた」

　記事では動画と画像を使い、事の経緯を詳しく説明。「日本人ファンは大きなゴミ袋とともに、観客が去った後の客席を掃除。心優しい人々は、一列ごとに歩いて回り、ペットボトルなど拾って、来た時と同じくらい綺麗な状態にして去った」と称えた。

　日本人サポーターのゴミ拾いといえば、大会ごとに話題になる。“来た時よりも綺麗に”を体現しようとする姿が海外でも伝えられていた。