きょう開幕カタールW杯 なんで11月?選手26人はいつから? 今さら聞けない5つの疑問
選手交代が5人もできるのはなぜ?
【3】今は選手交代が5人もできるの? 交代ばかりしていたら試合が何度も中断してしまうのでは?
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これは登録メンバーが26人になったことと関連しており、選手の負担を考慮した形です。ただし、5人交代できるからといって1人ずつ5回交代というのは不可。交代回数はハーフタイムを除いて各チーム3回まで。つまり5人の交代枠をフル活用するなら、どこかで2人同時交代というシーンが出てきます。延長戦に突入した場合は6人目の交代が可能。一度交代してベンチに戻った選手の再出場は、これまで通り認められていません。
ちなみに、1990年イタリア大会までの交代枠は2。各チームともGKにアクシデントがあった場合に備えるため交代枠を最後まで1つ余らせておいたため、実質1人しか選手交代ができませんでした。1994年米国大会から交代枠が3に増加(フィールドプレーヤー2人+GK)。1995年のルール改正で、ポジションにかかわらず3人の交代が可能となったため、1998年フランス大会からフリー3人交代制が採用されました。
【4】W杯には毎回日本人の審判が出場していたけど、今回は?
今回、日本からは山下良美国際審判員が選出され、W杯史上初の女性審判員の一人となりました。他に2人の主審、3人の副審が選出されており、6人の女性審判員がピッチに立つ可能性があります。まだどの試合を担当するかは決まっていません。
日本人として初めてW杯の審判に選出されたのは、1970年メキシコ大会の丸山義行氏。主審で1試合、線審(現副審)で1試合を担当しました。16年後のメキシコ大会と1990年イタリア大会では高田静夫氏、1998年フランス大会では岡田正義氏が主審を務めました。上川徹氏は2002年日韓大会、2006年ドイツ大会で笛を吹き、2010年南アフリカ大会で主審を務めた西村雄一氏は同大会決勝の第4審判も担当。翌2014年ブラジル大会では開幕戦の主審も務めました。副審も含め、これまで日本からは山下氏まで11人の審判員がW杯を経験しています。
【5】五輪ではマスコットが注目を浴びるけど、W杯にもマスコットはいるの?
2月の北京五輪ではジャイアントパンダをモチーフにした「ビンドゥンドゥン」が大人気でしたが、サッカーW杯にもマスコットはいます。カタール大会公式マスコットは「La’eeb(ライーブ)」というアラビア風頭巾のようなキャラクターで、FIFAによるとアラビア語で「調節したスキルの選手」ということです。公式マスコットが登場したのは1966年イングランド大会からで、ライオンを模した「ウィリー」という名前でした。2002年日韓大会はAto(イエロー)、Kaz(パープル)、Nik(ブルー)の「ザ・スフェリックス」という3人のデジタルキャラクター。前回ロシア大会は「ザビワカ」というオオカミ風のマスコットでした。
(THE ANSWER編集部)