引退F1ベッテル、集合写真の裏側 計画したのは因縁ハミルトン「昔は嫌な奴だったね」
18日に開幕した自動車レース・F1の最終戦アブダビGPを前に、今季限りで引退するセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)と出場するF1ドライバーによる20人の豪華夕食会が開催された。楽しそうな画像を各ドライバーが公開していた中、支払いはベッテルと“因縁”のあるルイス・ハミルトンだったという。英紙が報じた。
ベッテルとの夕食会、ハミルトンが計画
18日に開幕した自動車レース・F1の最終戦アブダビGPを前に、今季限りで引退するセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)と出場するF1ドライバーによる20人の豪華夕食会が開催された。楽しそうな画像を各ドライバーが公開していた中、支払いはベッテルと“因縁”のあるルイス・ハミルトンだったという。英紙が報じた。
ドライバー20人が全員集合した夕食会。35歳のベッテルを送りだすために食事の席が設けられた。2列9人が対面に座り、左右の“お誕生日席”にも2人が着席。集合写真ではハミルトン、角田裕毅らが肩を組んで笑顔を見せていた。
画像をF1公式やドライバーたちがSNSに公開。今週参戦する全20人がベッテルのために集まっていた。貴重な豪華夕食会を計画したのはハミルトン。英紙「ザ・サン」は「素敵な振る舞い:ルイス・ハミルトンが昔からのF1ライバル、セバスチャン・ベッテルと19人の他のドライバーのために送別食事会を開き、勘定を払う」との見出しで伝えた。
2人は2007年にデビューし、F1での16年間競り合ってきたライバル同士。17年にはアゼルバイジャンGPでクラッシュした因縁があった。記事では「ベッテルがカッとなって、ハミルトンのメルセデスにフェラーリをぶつけた」と当時のことを説明。今週のアブダビGP前に開かれた会見でも、引退するベッテルについて問われたハミルトンは話題にした。
「セブ(ベッテル)のことを考えると……彼はあの時、ちょっと嫌なやつだったね!」
記事によると、ベッテルはこの言葉に口を挟み「実は、本当に申し訳ないと思っているんだ。僕がしたことは正しいことじゃなかった。でも、あの時以降、僕たちの友情はよくなっているんだ!」と語ったという。記事では「ベッテルは事件について謝るために遮った」としている。
もちろん今はわだかまりなどなく、ライバルの献身もあって楽しい時間を過ごせたようだ。
(THE ANSWER編集部)