山下美夢有が手に持っていたものとは

　女子ゴルフの国内ツアー・伊藤園レディスは13日、千葉・グレートアイランドC（6741ヤード、パー72）で最終日が行われ、2打差の2位で出た山下美夢有（加賀電子）が通算12アンダーで逆転優勝を飾った。今季のメルセデス・ランキング（MR）トップが確定し、史上最年少21歳103日で「年間女王」に。優勝インタビューではスポンサーをPRするシーンがあった。日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）は画像を公開している。

　笑顔溢れる優勝インタビューだった。山下はギャラリーの前に登場。手渡されたのは、大会を主催する伊藤園の「お～いお茶」だった。ロゴがカメラに見えるように持ちながら受け答え。プロとしてしっかりPRしながら「本当に嬉しいです」と終始笑顔で喜びを語っていた。

　画像を公開したJLPGA公式インスタグラムは、文面に「#優勝おめでとう」などとハッシュタグを添えて投稿。ファンからは「本当にいつもまじめに頑張っている姿に感動していました」「信じられないような努力の賜物なんでしょう」「イイもの見させて頂きました!!」と反響が集まったほか、ツイッター上でも「美夢有ちゃんずっとお茶見せててえらーい　すごいなぁー」と称賛の声が上がっていた。

　過去の最年少賞金女王は2007年上田桃子の21歳156日だったが、山下が53日塗り替えた。さらに優勝賞金1800万円を上積みし、年間獲得賞金は2億327万967円に。1年間での2億円突破は15年イ・ボミに次ぐ2人目、日本人初の快挙となった。