なぜドイツは勝てなかったのか 「この傾向はもはや偶然ではない」 米ヤフーが分析
「4年経てば選手も同様というわけにはいかないのだ」
記事では2010年イタリア、2014年スペイン、2018年ドイツはいずれも同一監督、2002年のフランスは監督を変えて挑んだことを紹介。その上で継続することの難しさについては、こう説明を加えている。
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「監督が変われば別物のチームとなり、監督が変わらなければ大抵はシステムはより浸透していく。システムが変わらないとすれば、それは選手の能力が重要になるが、ジレンマも起こる。4年経てば選手も世界を震撼させた時と同様というわけにはいかないのだ。彼等の能力をあてにしてしまうことは、悲劇への序章となる」
今大会のドイツもGKノイアー、MFエジル、ミュラーら前回大会の主力を多く残しながらも、4年前とはまるで別のチームだった。選手自身のコンディションや、パフォーマンスの低下もある。相手からも研究される。結果を残したからこそ、世代交代も難しくなる。複数の要因が絡み合って、チームとしての機能が衰えていくのだろう。
「微修正が必要なのだ。そしてディフェンディング・チャンピオンとはいえまったく違うチームなのだ。新しい選手、戦術、監督が違うプランに挑戦、もしくは新監督など」
3大会連続で前回王者が1次リーグで敗れているのは決して偶然ではない。それだけ4年という月日は長いということ。この敗戦を糧に、新たなドイツは変貌を遂げることになるだろう。そして、再び世界のトップ戦線に駆け上がってくるはずだ。
(THE ANSWER編集部)