岩井千怜が8位浮上 同組ドイツ選手の“キャディーは恋人”告白に「盛り上がっちゃった」
女子ゴルフの日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシック第2日(6616ヤード、パー72)が4日、滋賀・瀬田GC北Cで行われた。18位から出たルーキーの岩井千怜(Honda)は、1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回り、通算6アンダー。首位の上田桃子(ZOZO)に4打差の8位に浮上した。8月に史上3人目&最年少のツアー初優勝から2週連続Vを決めた20歳。初出場の米ツアー大会で外国人選手にも興味深々で、ラウンド中はプライベートな話で盛り上がったことも会見で明かした。
TOTOジャパンクラシック第2日
女子ゴルフの日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシック第2日(6616ヤード、パー72)が4日、滋賀・瀬田GC北Cで行われた。18位から出たルーキーの岩井千怜(Honda)は、1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回り、通算6アンダー。首位の上田桃子(ZOZO)に4打差の8位に浮上した。8月に史上3人目&最年少のツアー初優勝から2週連続Vを決めた20歳。初出場の米ツアー大会で外国人選手にも興味深々で、ラウンド中はプライベートな話で盛り上がったことも会見で明かした。
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13番パー5。岩井はピンまで残り238ヤードの第2打を3番ウッドで放ち、ピン1メートルにつけた。パットも慎重に決めて、自身のツアー初イーグル。ギャラリーからの声援にいつものように右手を上げ、微笑んで応えた。
「ずっとスプーン(3番ウッド)の調子が悪くて、(契約メーカーの)ヨネックスの方に鉛を貼ってもらったら、すごくいい感じでボールをヒットできるようになりました。ビックリです」
貼った場所は、ヘッドのソール(底の部分)でヒール側に2枚、トゥ側に3枚。それがどんな効果があるかは「分からないんです」と苦笑いしたが、魔法をかけたようにショットが良くなったという。
調子が良くなった上に、今大会は予選落ちなし。2勝して、来季シード権のことも考える必要もなく、岩井は大会前から伸び伸びとしていた。米ツアー選手に向けた動画企画「箸を使って30秒間に何個、豆をコップに移せるか」に飛び入り参加。20個を移して優勝し、“日本代表”のプライドを示した。ラウンド中は、2日続けて同組になったエスター・ヘンセライト(ドイツ)と積極的に英語でコミュニケ―ションを取っていた。
「今日は2番(パー4)に入る前、『キャディーさんは、お兄さん?弟さん?』って聞いてみたら、『恋人、ボーイフレンドよ』と返されました。ビックリして、何だか盛り上がっちゃいました(笑)」
今季は2連勝の後、4試合連続予選落ちも経験したが、背中で軸を感じながら、腕とクラブを同調させてバックスイングをすることを意識し、スイングリズムを取り戻していた。その上で「振り切る」ことを心掛けている。
「もう、ボールを『バーン』と打つ感じです。頭の中でそれをイメージしながら打っています」
パットに限れば、入り始めるとどんどん入るタイプ。首位の上田とは4打差だが、ノンプレッシャーの岩井が、残り2日で優勝争いに絡んでくる可能性はある。勝てば、目標にしている米ツアー出場権を獲得できる。双子の姉・明愛と米ツアーで活躍することは、「最終的な目標」。だが、今大会で優勝のチャンスもあることで、「(米ツアーシード権獲得は)大きなことですし、成長の階段を上がるために、ビッグチャンスだと思います」と目を輝かせていた。
(THE ANSWER編集部)