渋野日向子71位も同組の韓国選手は日本の大ギャラリーに唖然「いつもこんなに入るの…」
女子ゴルフの日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシック(6616ヤード、パー72)が3日、滋賀・瀬田GC北Cで開幕した。今季から主戦場とする米ツアーのメンバーとして出場した渋野日向子(サントリー)は、1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの75で回って3オーバーの71位と大きく出遅れた。それでも大勢のギャラリーが付く人気ぶり。今大会は予選落ちがないため、「上だけを見て頑張ります」と巻き返しを宣言した。
TOTOジャパンクラシック開幕
女子ゴルフの日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシック(6616ヤード、パー72)が3日、滋賀・瀬田GC北Cで開幕した。今季から主戦場とする米ツアーのメンバーとして出場した渋野日向子(サントリー)は、1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの75で回って3オーバーの71位と大きく出遅れた。それでも大勢のギャラリーが付く人気ぶり。今大会は予選落ちがないため、「上だけを見て頑張ります」と巻き返しを宣言した。
渋野は1番パー5で第1打を終えると、米ツアーでも仲が良いというイ・ジョンウン6(韓国)に話しかけられた。
「すごいギャラリーなんだけど、いつもこんなに入るの」
韓国語を少し話せる渋野は、ニコニコしながら言葉を返した。
「そう、いつもこんな感じだね(笑)」
入場者数は5631人。祝日も重なり、今季の初日入場者数では、5月のワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップの7325人に続く2位で、その多くが渋野、ジョンウン6、勝みなみの組に付いた。米ツアーのギャラリー数は、日本ツアーと比べると少なく、メジャー大会を除けば特定の組に大勢のギャラリーが付くことは珍しい。ジョンウン6が驚くのも当然だった。
しかし、渋野にとっては前週の樋口久子 三菱電機レディスと同じ光景。右サイドに応援団を見つけると、手を振って感謝の気持ちを示した。
「地元のちびっ子たちも見に来ていたので、いいところを見せたい気持ちはありました」
だが、それとは裏腹にスコアは伸ばせなかった。前半は4メートル以内のバーディーパットが決まらず、後半の10番パー4では、アプローチから4メートルのパーパットを外し、80センチのボギーパットもカップに蹴られた。そして、14番パー4では、3メートルのスライスラインを読み切って初バーディー。勢いに乗りたいところだったが、17番パー4では、第1打が右にプッシュして、ボールを「打てる状態ではないところ」で発見。アンプレアブル(1罰打)を宣言し、ティーグランドに戻って第3打を放った。だが、2オン1パットの「ナイスボギー」。スコアを落としても、渋野は大ギャラリーの声援を浴びた。
首位で7アンダーの鈴木愛、上田桃子とは10打差。苦しいスタートになったが、今大会に予選落ちはない。渋野は前を向いて言った。
「上だけを見て、頑張ります」
第2日以降も、渋野には大ギャラリーが付くと予想される。スコアのアップダウンが激しいのも魅力の1つ。残り3日で、どれだけ巻き返せるか、注目される。
(THE ANSWER編集部)