「ドイツ戦は酒も1杯くらいしか飲めんな」 W杯日本代表発表に久保竜彦が中目黒でつぶやく
ドラゴンが令和のサムライブルーに口を開いた。日本サッカー協会(JFA)は1日、ワールドカップ(W杯)カタール大会に臨む日本代表メンバー26人を発表。運命の瞬間を見届けるため、横浜F・マリノスなどで活躍した元日本代表FW久保竜彦が「THE ANSWER」編集部を訪問し、取材に応じた。日本サッカー界で語り継がれる伝説のストライカーは、プロ入りした広島時代にプレーした森保一監督が率いる日本代表にエールを送った。(敬称略)
山口・光市から「THE ANSWER」編集部を訪問
ドラゴンが令和のサムライブルーに口を開いた。日本サッカー協会(JFA)は1日、ワールドカップ(W杯)カタール大会に臨む日本代表メンバー26人を発表。運命の瞬間を見届けるため、横浜F・マリノスなどで活躍した元日本代表FW久保竜彦が「THE ANSWER」編集部を訪問し、取材に応じた。日本サッカー界で語り継がれる伝説のストライカーは、プロ入りした広島時代にプレーした森保一監督が率いる日本代表にエールを送った。(敬称略)
テレビ画面に映る森保監督を、ドラゴンが鋭い眼光で見つめた。
「26人になったんは、いつからなんやろ」「長友、36歳? 凄いわ、(自分なら)無理やわ」
時折、ぼそぼそと久保は呟いた。
引退後、自然を求めて山口・光市の港町で暮らす。サッカー教室に顔を出し、カフェ運営に、塩作りに、と異色のキャリアを歩む。今、サッカーはたまに見る程度。というのも自宅にテレビがない。だから、代表戦を観戦するにも知人の「おっさん」が営む飲食店に足を運んで見るしかない。
「釣りの方が楽しいけえね。でも、仕事やと見るよ、そりゃ」。今回、メンバー発表に合わせてインタビューを依頼すると、快く引き受けた。携帯はガラケー、服はジャージ。「そのなかでも、これが一張羅よ」という一着とビーチサンダルという装いで、東京・中目黒の山手通りを歩いて編集部にやってきた。
驚いたのは今大会採用されたメンバー数、26人。
「多いなあ。俺の頃は23人やったよなあ。大変すよね、まとめるのが。下手したら、1か月くらい一緒にいるでしょ」
気になる選手は、同じレフティー。
「堂安(律)よな。昔から見ていて、良い選手だなと。好きなんよ、持ち方とか。面白いことやりそうな感じがするよね、人と違うような」