日本人ライト級頂上決戦 吉野修一郎&中谷正義は口を揃え警戒「簡単な相手じゃない」
ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)ライト級タイトルマッチ(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)が11月1日にさいたまスーパーアリーナで開催される。王者・吉野修一郎(三迫)と同級4位の中谷正義(帝拳)が対戦。10月30日、都内の会見に出席した両者は、ともに「簡単な相手じゃない」と口を揃え、気持ちを引き締めていた。戦績は31歳の吉野が15勝(11KO)、33歳の中谷が20勝(14KO)2敗。
「11・1」WBO・APライト級タイトルマッチ
ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)ライト級タイトルマッチ(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)が11月1日にさいたまスーパーアリーナで開催される。王者・吉野修一郎(三迫)と同級4位の中谷正義(帝拳)が対戦。10月30日、都内の会見に出席した両者は、ともに「簡単な相手じゃない」と口を揃え、気持ちを引き締めていた。戦績は31歳の吉野が15勝(11KO)、33歳の中谷が20勝(14KO)2敗。
ライト級の日本人頂上決戦。会見で隣に座った実力者2人は、ともに冷静な口ぶりだった。試合への思いを問われた吉野は「勝った方が海外で戦えると思っている」と大一番を表現。一方の中谷は「この試合に限らず、常に最高の試合をするためにボクシングをしている。次もしっかりコンディションを整えて最高の試合にしたい」と目の前の試合に集中していた。
世界的にもタレントの多いライト級。吉野は今年4月、元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(横浜光)に負傷判定勝ちし、2度目の防衛に成功した。一方、かつて東洋太平洋ライト級王座を11度防衛したことがある中谷は、元世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)ら世界的な猛者とも戦ってきた。昨年6月のロマチェンコ戦では9回TKO負けしたが、今年6月の再起戦では初回KO勝ちを収めている。
世界に挑戦するためには負けられない一戦。互いに「簡単な相手じゃない」と警戒心を口にした。勝利へのキーポイントを問われた吉野は「いつも通り冷静さを保ち、コンディションもバッチリにしていれば勝てるんじゃないかと思います」と自信も見せ、中谷は「しんどい試合展開になっても、気持ちで負けない試合にしたい」と語った。
明日に控えた計量については、両者ともに落ち着いた様子で問題なしと回答。「勝った後のことは、勝った後に考えると思う」と語った中谷と同じく、吉野も「まずは目の前の試合に集中している」とこの試合の先のことは頭にないようだ。
(THE ANSWER編集部)