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ボクシング界の次世代モンスター中谷潤人、2階級制覇へ転向初戦「実績を繋げたい」

ボクシングの前WBO世界フライ級王者・中谷潤人(M.T)が30日、11月1日にさいたまスーパーアリーナで行われるスーパーフライ級転向初戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)に向け、都内のホテルでの会見に出席した。WBO3位&IBF4位フランシスコ・ロドリゲスJr.(メキシコ)と同級10回戦で激突する。戦績は24歳の中谷が23勝(18KO)、29歳のロドリゲスJr.が36勝(25KO)5敗1分け。

会見に出席した中谷潤人【写真:浜田洋平】
会見に出席した中谷潤人【写真:浜田洋平】

「11.1」スーパーフライ級転向初戦

 ボクシングの前WBO世界フライ級王者・中谷潤人(M.T)が30日、11月1日にさいたまスーパーアリーナで行われるスーパーフライ級転向初戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)に向け、都内のホテルでの会見に出席した。WBO3位&IBF4位フランシスコ・ロドリゲスJr.(メキシコ)と同級10回戦で激突する。戦績は24歳の中谷が23勝(18KO)、29歳のロドリゲスJr.が36勝(25KO)5敗1分け。

 2階級制覇への試金石になるか。次世代のモンスターとして期待値の高い中谷は、ジャージ姿で会見。相手の印象について「凄くジェントルマンで良い感じの選手だと思います」と語った。減量は残り1.5キロほど。「若干落とす過程では楽になりましたけど、この時期になれば水分も体から出すのでしんどい減量には変わりない」。蓄えた髭の奥に笑みを浮かべながら続けた。

「フライ級で実績を積んできた部分をスーパーフライ級に繋げていきたいという思いでいる。良いパフォーマンスを発揮したい。チャンピオンになるために皆さんに期待していただけるような試合にしたい」

 元WBO&IBF世界ミニマム級統一王者のロドリゲスJr.は、昨年9月に井岡一翔(志成)に世界挑戦して判定負け。「このチャンスを神様に感謝する。日本での試合ができることに感謝。(中谷の)隣に座って俺は興奮している。エネルギーが沸いてきている感じだ」。減量は残り1.3キロ。「いつも通り。ノーマルな状態で、問題ない」と明かした。

「俺にとって非常に重要な試合、ステップだと思う。11月1日は最高の試合をしたい。スーパーフライ級で俺が世界チャンピオンの器であることを証明したい。国で作ってきたコンディションを披露したい」

 中谷は勝てば世界ランク入りする。井岡など活況を見せる階級で次の王者候補としての呼び声が高い。「今は11月1日に集中していますが、まずはスーパーフライ級チャンピオンになるという気持ちでいる」と冷静。一方、ロドリゲスJr.は「11月1日に勝つことだけを考えている。その上で試合に勝てた場合、イオカとの対戦や115、112ポンドの試合に挑戦したい」と展望を明かした。

(THE ANSWER編集部)


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