2位の19歳川崎春花が33歳金田久美子に脱帽 17番で「トドメの一打を…気持ちの強さ感じた」
女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス最終日が30日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。2位で出た19歳・川崎春花(村田製作所)は3バーディー、2ボギーの71で回って通算7アンダーとして2位。通算9アンダーで優勝した金田久美子(スタンレー電気)に2打及ばなかった。9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯でツアー初優勝、前週のNOBUTA GROUPマスターズGCレディースで2勝目を飾ったスーパールーキー。同じ最終組で11年189日ぶりのツアー2勝目を飾った金田に競り負け、「気持ちの強さを感じました」と言いながら声を上ずらせた。
樋口久子 三菱電機レディス最終日
女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス最終日が30日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。2位で出た19歳・川崎春花(村田製作所)は3バーディー、2ボギーの71で回って通算7アンダーとして2位。通算9アンダーで優勝した金田久美子(スタンレー電気)に2打及ばなかった。9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯でツアー初優勝、前週のNOBUTA GROUPマスターズGCレディースで2勝目を飾ったスーパールーキー。同じ最終組で11年189日ぶりのツアー2勝目を飾った金田に競り負け、「気持ちの強さを感じました」と言いながら声を上ずらせた。
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最終18番パー5。川崎は2オンに成功し、15メートルのイーグルパットを3メートルほどオーバーさせた。決めれば、プレーオフの可能性もあった一打。バーディーパットも外れたが、「ショートだけはさせたくなかったですし、狙いました。最後まで優勝争いができたことは良かったです」と言い、顔を上げた。
金田に3打差の2位でスタート。1番パー5から3パットでボギーをたたいたが、4番パー3で6メートルのバーディーパットをジャストタッチで決めた。8番パー3では5メートルのパーパットを決め、金田に食らいついた。そして、15番パー3を終えて1打差に迫ったが、17番パー4で金田が第2打を1メートルにつけてバーディー。川崎は3メートルのチャンスを外した。
「あれがトドメの一打を打たれた感じがします。悔しいですけど、金田さんには気持ちの強さを感じましたし、『すごいな』と思いました。最後は応援じゃないけど、『おめでとうございます』という気持ちでした」
淡々と話そうとしていたが、「トドメの一打」と言った後から声が上ずった。日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で優勝して以降の快進撃はすさまじいが、次週のTOTOジャパンクラシックには出場資格(富士通レディースまでにメルセデス・ランキング35位以内)がなく、オープンウィークになる。
「今日のようなプレッシャーがかかった場面でも、パットがショートしたりしていました。そういうところを修正したいです。そして、この経験を生かしてまた頑張りたいです」
抱えた悔しさを胸に、19歳の川崎は3勝目を目指す。
(THE ANSWER編集部)