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渋野日向子「激熱なラウンドでした(笑)」 猛追9位、最終日に咲いたシブコスマイル

女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス最終日が30日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。28位から出た渋野日向子(サントリー)は6バーディー、2ボギーの68で回って通算3アンダーとし、9位で今大会を終えた。この日も最終組を上回る大勢のギャラリーを引き連れ、期待に応える好プレーを見せ続けた。

9位で今大会を終えた渋野日向子【写真:Getty Images】
9位で今大会を終えた渋野日向子【写真:Getty Images】

樋口久子 三菱電機レディス最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス最終日が30日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。28位から出た渋野日向子(サントリー)は6バーディー、2ボギーの68で回って通算3アンダーとし、9位で今大会を終えた。この日も最終組を上回る大勢のギャラリーを引き連れ、期待に応える好プレーを見せ続けた。

 3日間、54ホールの戦いを終え、渋野はにこやかな表情で会見場に入ってきた。

「お疲れ様で~す。お願いしま~す」

 前日までは打って変わってのバーディーラッシュ。インスタートで11番パー4から、第2打をピン側につけた。13番パー4では7メートルのバーディーパットを決め、14番パー4でも第2打をピン左50センチにつけた。連日の渋野フィーバーで、この日のギャラリー数は今季3日間大会最終日では最多の7046人。渋野は「ナイスバーディー」の声が上がると、その方向に顔を向けて会釈を繰り返した。

 会見では、今季から主戦場とする米ツアーと国内ツアーの「雰囲気の違い」について語った。

「日本ツアーのギャラリーの方々は素直な人、自分の気持ちを代弁してくれる人が多いと思います。一緒に喜んでくれたり、ため息をついたりしてくれます。そこは、アメリカとは反応が違います。18ホール、(プレー内容が)悪くてもすごくいい雰囲気で回らせてくれます。今日は同学年の新垣比菜ちゃんも一緒の組だったので、激熱なラウンドでしたし、3日間、楽しかったです。いや、楽し過ぎました(笑)」

 自身のプレー内容については、「ショットが良くなくて、いい感触はない」と言った。ただ、最終日のチャージ。前年大会覇者としての責任を果たしたことで、「スコアとしては締めが良かった。盛り上げるには盛り上げられましたかね。(自己採点は)50点~60点、いや、70点です」。その上で「『帰って来て良かったな』と思います」と実感を込めた。

 次戦は、米ツアーとの共催大会のTOTOジャパンクラシック(11月3~6日、滋賀・瀬田GC北C)。渋野は「今季の目標の1つが、TOTOジャパンクラシックに米ツアーの選手として出ることでした」と前置きし、「予選落ちがないので初日から攻めて、試行錯誤をしながら頑張りたいです。もう少しいいショットを打ちたいです」と声を弾ませた。

(THE ANSWER編集部)


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