金田久美子、史上最長ブランクVに王手 21歳で1勝目→33歳で2勝目へ「私も勝てるかな」
「天才少女」も33歳に…あっさりと2勝目を挙げる若手に「いいな、と」
中学時代、国内ツアーで優勝争いをした「天才少女」も33歳。2011年5月のフジサンケイレディスで初優勝を飾ってから、11年以上の時が過ぎた。遠い2勝目。一方で今季は、ルーキーで20歳の岩井千怜が初優勝から史上3人目の連続優勝を成し遂げ、川崎春花が9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯に続き、前週のNOBUTA GROUPマスターズGCレディースで、あっさりと2勝目を飾っている。金田は、それをうらやましく思っている。
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「『いいな』と思っています。それに川崎さん、泣いてないですよね。それは逆に『すごい』と思って見ています。泣かない(マインドだから)2勝目がすぐできるのかな。私も勝てるのかな……」
だが、ここまで苦労してきた金田にも「チャンスの順番」が回ってきた。最終日、首位で迎えるのは約9年4か月ぶり。2位には3打差をつけている。
「いいですね~。でも、このコースだと3打差があっても、1ホールで変わってしまうと思うので、あってないようなものと思っています。私の場合は、流れに乗ったら大丈夫なので、自分を信じてプレーしたいです」
2位には、「うらやましい存在」の川崎がつけている。19歳の川崎は飛距離もあり、パッティングも勝負強いが、33歳の金田は言った。
「勝ちたいです。そのために練習してきているので」
渋野日向子フィーバーで連日、コースには大ギャラリーが集結しているが、金田は自身がヒロインになるべく、残り18ホールに全身全霊を尽くす。
(THE ANSWER編集部)