渋野日向子、同組の高校生アマ2人に粋な対応 「親目線」で声をかけまくった理由とは
女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス第2日が29日に埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。61位で出た前年大会覇者の渋野日向子(サントリー)は、4バーディー、3ボギーの71で回って通算1オーバーとし、28位で予選通過した。この日は、アマチュアの手塚彩馨(佐久長聖高2年)、小俣柚葉(代々木高2年)と同組。渋野はスタート前から2人に積極的に話しかけた。理由は「親目線でした」「プロの世界も楽しいと思ってもらえるように」。大勢のギャラリーでプレッシャーがかかる中でも、渋野の優しさがあふれた約5時間半だった。
樋口久子 三菱電機レディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス第2日が29日に埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。61位で出た前年大会覇者の渋野日向子(サントリー)は、4バーディー、3ボギーの71で回って通算1オーバーとし、28位で予選通過した。この日は、アマチュアの手塚彩馨(佐久長聖高2年)、小俣柚葉(代々木高2年)と同組。渋野はスタート前から2人に積極的に話しかけた。理由は「親目線でした」「プロの世界も楽しいと思ってもらえるように」。大勢のギャラリーでプレッシャーがかかる中でも、渋野の優しさがあふれた約5時間半だった。
渋野はスタート10番パー4のティーグラウンドに立つなり、手塚と小俣に話しかけた。キャディーバッグに付けたドラえもんとドラミちゃんのマスコットストラップを見せて、「かわいいでしょ」。緊張の面持ちだった2人もすぐに笑顔になり、キャディーも含めて6人の会話が弾んだ。
「もう、昨日も今日もお姉ちゃんというか親目線で、『いいところを見せなきゃ』と思っていました。それと、プロの世界も楽しいと思ってもらえるように、積極的に声をかけまくっちゃいました。途中、(キャディーを務めていた)手塚さんのお母さんに『英語をしゃべれるようになりましたか?』と聞かれて、『全くです』と返しました(笑)」
ラウンド中も時間があれば、2人と話し込んだ。好プレーには大きな声で「ナイス」。パットが外れると、膝を曲げて一緒に悔しがった。そして、最終9番パー5を終えると、2人とハグ。大勢のギャラリーもその光景を温かな目で見つめた。2人は予選カットラインには届かなかったが、渋野の優しさに触れ、充実の笑みでアテストへと向かった。
(THE ANSWER編集部)